オーダー・ザ・ヒーロー
観束マジェスティ/レイオニクスの脅威
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
カタカタカタカタ
USBメモリのデータを読み込み、情報を開示する5人の開発者。
ウルトラマンスーツの開発者であるヤプール、NEXTスーツ開発者・斎藤、異界の技術者・トゥアール、聖遺物解析官・エルフナイン、そしてラタトスクの解析官・村雨令音。
彼らは以前研究所から盗んだレイオニクスのデータを元にそれに対抗する戦闘兵器の開発を始めようとしていた。
エルフナイン「どうやら、この情報で理解できたのはギガバトルナイザーと次元破壊兵器、グランドキングだけの様です」
ヤプール「恐らくはこのギガバトルナイザーが俺たちをここに呼びこんだ元凶らしいな」
トゥアール「この圧倒的質量を持つグランドキングに対抗できる兵器ともなれば戦艦クラス、でも今の現状ではそんな余力はありませんね」
斎藤「小型兵器でこの二つに対抗できる装備は流石に……」
ドン!!
令音「出来るわ、シンをベースにする多目的戦闘スーツなら」
その言葉にヤプールは気付く。
ヤプール「精霊の破壊力を応用した高出力の戦闘スーツなら、ウルトラマンスーツが最もそれに見合う、それなら……皆、これを見てくれ」
そう言うとヤプールは設計図を表示する。
エルフナイン「これは……」
ヤプール「ダンの野郎が科学特捜隊の命で俺が開発に関わってたウルトラマンスーツ、名前はまだ無いがこのスーツを素体とするなら出来るかもしれない」
斎藤「流石です、これなら絶対に勝てる」
そして令音はゆっくり立ち上がり、メガネを直して告げる。
令音「始めるわよ……」
その一方、士道は自販機でコーヒーを買ったその横で……
総二「街、全部壊れちゃったんだな……」
士道は総二とデッキで街を眺め、悲しく呟く。
士道「総二は悪くないよ、街を助けたんだからさ」
総二「そう言ってくれると楽だよ」
すると士道は召喚された時の総二に対し、本音をぶちまけた。
士道「実は総二がこの世界に来た時、別の世界から来た琴里に見えたんだよね」
総二「俺も、お前の妹観た時、鏡でも見た気分になったよ」
笑いながら似た者同士に話をするが……
リリリリリ
士道「ごめん、ちょっといい?」
総二「いいよ、ここで待ってる」
招集の連絡を受けた士道は呼び出しのあった部屋へと向かった。
士道「この部屋は……」
不在の表札の掛かった部屋を恐る恐る開けると……
狂三「お待ちしてましたわ、士道さん」
士道「急にどうした?」
太腿を銃弾で撫でながら、その手に銃を持つ精霊、刻々帝の使い手である時崎狂三は士道に対し、一つ忠告する。
狂三「士道さんはそのフェザーの力以上の物を手にする。場合によってその力は、あなた自身の破滅の力にな
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ