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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第79話 朱乃よ、父と向き合え。家族の和解と本当の愛 中編
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」
祐斗は優しい笑みを浮かべながら自身の胸に手を置いてそう言った。普段は弱気なギャスパーがリアスさんに対して大声で想いを伝えた。
「リアスさん、貴方がいなかったら彼らは救われなかった。それは小猫ちゃん達自身が証明しているじゃないですか。王失格だなんて言うのは小猫ちゃん達に対する裏切りです。朱乃さんがここにいたら同じことを言ったはずです」
「そうです!リアスさんはとっても優しくて素敵な人なんです!そんな風に自分を傷つける事を言ったら駄目です!」
「イッセー……アーシア……」
俺はリアスさんは王として失格ではないと言い、アーシアは強い口調でハッキリとリアスさんを励ました。
「私はエクソシストだがあなたは素晴らしい人だと思うぞ、リアス。こんなにも情に厚い悪魔がいるとは思ってもいなかった」
「私もリアスさんの事大好きだよ!」
「ゼノヴィア……イリナ……皆、ありがとう……!」
本来は敵であるゼノヴィアとイリナの言葉にリアスさんは泣きながら感謝の言葉をつぶやいた。
「……私ったら駄目ね。眷属が苦しんでいるのに逆に眷属に心配をかけてしまうなんて情けないわ」
「情けないと言えば俺の方がそうですよ、リアスさん。俺は朱乃さんの彼氏なのに何もしてあげられなかった……」
「イッセー……」
朱乃さんはあの時テンパってしまい冷静じゃなかった。まだ冷静だった俺が彼女をフォローして最適な行動を取れていればこんなことにはならなかったかもしれない。そういう所はまだまだガキだなって実感したよ。
「皆、俺は朱乃さんを助けたい。でも俺はまだまだ半人前だ、一人じゃどうすればいいのか分からないんだ。だから皆の力を貸してくれ!」
『応っ!』
俺一人ではいい考えが出てこない。だから皆に協力してもらい朱乃さんとバラキエルさんの仲を修復したいと思う。
「俺は朱乃さんの元に行ってくるよ。今なら話を聞いてくれるかもしれないからな」
「なら私達はその間に作戦を考えておくわね」
「お願いします」
俺はそう言うと朱乃さんがいる二階に向かった。
(朱乃さん、貴方にはこんなにも沢山の味方がいます。俺だってついている。だから一人で抱え込まないでください……!)
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