第百九十九話 関東の政その五
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「それがしは」
「そうなのだな」
「納豆はいいものだ」
幸正も納豆について肯定的だった。
「大豆だし栄養もある」
「それもかなりな」
「我もよく食う、朝に飯にかけ」
そしてというのだ。
「そうしてな」
「俺もその食い方も好きだ、ではそうした話をしているとな」
「納豆を食いたくなったな」
「そうもなった、しかもだ」
英雄はさらに言った。
「水戸のラーメンをもう一度だ」
「食いたくなったか」
「そちらもな」
納豆だけでなくというのだ。
「そうなった、ではな」
「これからだな」
「常陸にも行き」
そしてというのだ。
「そのうえでな」
「納豆を食い」
「ラーメンも食うか」
こうしたことも話した、そうしてだった。
英雄は仲間達と共に常陸の国境も見て城を築くことを命じ水戸にも入った。そうしてそこで仲間達とラーメンを食い。
納豆もご飯にかけて食った、そうして言った。
「実際にな」
「美味しい納豆であります」
峰夫も食って言った。
「これはまた」
「そうだな」
「確かにおうどんにかけてもいいと思うであります」
智の言うその食べ方もというのだ。
「ご飯だけでなく」
「俺もそう思った」
「それでは」
「次はうどんだ」
ご飯の後はというのだ。
「熱いうどんでも冷やしうどんでもいいが」
「その上に混ぜた納豆をかけて」
「そして食うか」
「それがいいでござるな」
「そしてだ」
英雄はさらに言った。
「今日は楽しもう」
「このお昼は」
「是非な」
「納豆もいいでござるな」
「本当にな、しかしな」
「しかし?」
「いや、関西で長い間馴染みがなかったが」
納豆のこの話を再びした。
「これは不思議だ」
「九州ではあるとよ」
香織は起きた世界の生まれ故郷の話をした。
「これがたい」
「そうだな」
「そうたい、そしてたい」
英雄にさらに話した。
「私のお祖母ちゃんも子供の頃から食べてたとよ」
「九州でもそうだったな」
「関東だけじゃなかとよ」
今度は食べている地域のことを話した。
「納豆ば食べちょったのは」
「そうだったな、しかしだ」
「関西ではたいな」
「何故か食べなかった」
「お豆腐は食べるたいな」
「京都では名物だ」
そこまでなっているというのだ。
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