第六十三話 お家に帰ってその十九
[8]前話 [2]次話
「だからね」
「その辺り大事なんですね」
「そうよ、私なんてね」
ここで私自身のことをお話しました。
「奥華の人達にね」
「あの先輩ですよね」
「そう、長池先輩もだし」
「あの人が先輩に与えた影響大きいんですね」
「かなり大きいわよ」
事実なのではっきりと答えました。
「尊敬してるし」
「自分を尊敬しろとか言う人じゃないですね」
「そんなこと言う人じゃないし」
というか私は自分でそんなこと言う人に会ったことがないです。
「そもそもね」
「じゃあ本当にいい人なんですね」
「そうよ、だから嫌わないの」
このことも言いました。
「一度先輩としっくりとお話してね」
「そうしてですか」
「先輩のことわかってね」
私としてはかなり切実な思いです。
「いいわね」
「じゃあ機会があれば」
「そうしてね、他にもいい先輩おられるし」
私は長池先輩以外にもよくしてもらった先輩のお話もしました。
「私には」
「どの人もおみちの人ですよね」
「そうよ、どの方もね」
このことは本当のことです。
「高井先輩や佐野先輩って人がおられるわ」
「どの人も残酷じゃないですよね」
「だから何でそんな要素が来るのよ」
残酷なんて尋常ではありません、長池先輩の何処に残酷な要素があるのか私は一年間ずっと同じお部屋にいてわかりませんでした。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ