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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五十五話 狙われたジュエルシード
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エネルギーが発生した事を示している。
クレーターを見たシグナムは、全身の力が抜けたようにその場にしゃがみ込んでしまった。
100メートル程の大きさのクレーターを作れるエネルギーの奔流。
その中心にいたアスカは……
「そ、そんなバカな!アスカ、返事をしろ!アスカ!」
だが、シグナムの声は虚しく木霊するだけで、それに応える者は居なかった。
「アスカ、どこにいる!アスカ、アスカ!アスカァァァ!!!!!」
シグナムの叫び声は司令室にも響いていた。
「ラ、ライトニング5……及び、ジュエルシード、は、反応ロスト……」
震える声で、ルキノが報告する。
「うそ……うそでしょ……」
青ざめた顔でシャーリーが呟く。
信じられなかった。アスカが消えた。あの爆発の中心にいた。
感覚が麻痺したよに、シャーリーは何も考えられなくなる。
信じたくない。
だが普段は冷静沈着なシグナムの取り乱したような叫び声が、それが現実であると言う事を嫌でも知らしめていた。
はやても、ルキノも声を出せないでいる。
そしてアルトは……
ガタッ
アルトは立ち上がってはやてを見た。
「現場に行かせてください、部隊長」
「アルト?何を……」
急に言い出したアルトに目を向けるはやて。
「今までに経験のない現象が起きたんです!手元にデータが無いのなら、現場で探してきます!」
訴えるように叫ぶアルト。
アルトも、この状況を見てショックを受けている筈だ。
キャロやエリオを通じて、アスカとは仲が良かったアルト。
アスカが消えてしまった事に、一番衝撃を感じていてもおかしくは無いのに、真っ先に行動を起こそうとしているのだ。
「……うん、分かった。フォワードメンバーがそろい次第、現場に飛んでや。ヴァイス君にも連絡しておくから、アルトはティアナと待機」
「ありがとうございます!」
アルトは敬礼して、足早に司令室を後にした。
「まったく、しっかりせんといかんな」
パンッとはやては頬を叩く。
「シグナム、聞こえてるか?」
「……はい、何でしょうか、部隊長」
モニターから、シグナムの沈んだ声が聞こえてくる。
「もう少ししたら、そっちにフォワードメンバーとアルトが行くから、現場の指揮をお願いや。それと……そんな姿を後輩に見せるもんやないよ?」
指示を出した後、はやてはシグナムを元気づける。
「……失礼しました。了解です」
いつものように、凛としてシグナムが敬礼する。
「うん。何かあったら連絡してや」
そう言って、はやては通信を切る。
「シャーリー、ルキノ。現象が起きてからのデータの総
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