ターン39 伝説の復活
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まずはご存じ、怪力無双の剛腕の持ち主。魔界劇団−デビル・ヒール!』」
最初にその姿を見せたのは、3つの中でもひときわ巨大な光。劇団員というよりもボディビルダーのようなポージングで、モリモリと筋肉を誇示してみせる。
魔界劇団−デビル・ヒール 攻3000
「『続いて、数字を操る凄腕のガンマン。魔界劇団−ワイルド・ホープ!』」
そして今度はその逆に、3つの中でも特に小さな光がその姿をあらわにする。ハットにガンベルト風の模様のついた衣装と、全体的に西部のガンマンめいたその演者が手にした光線銃をくるくると巧みなガンスピンで回して見せ、スチャリと腰に収めて一礼する。
魔界劇団−ワイルド・ホープ 攻1600
「『そして今こそご覧あれ、魔界劇団の誇る顔、栄光ある座長にして永遠の花形。世界を救うべく立ち上がった、その花形の晴れ姿!魔界劇団−ビッグ・スター!』」
2体の魔界劇団に挟まれるフィールドの中央に、満を持して最後の光が落下する。無論その光の正体は、ひょろりと長く極端に細い手足が特徴的な隻眼の座長。魔界劇団の、そして鳥居にとってもエースオブエースであるあのカード以外にあり得ない。アピールに余念のなかった前2体とは違い、対戦相手たる七宝時相手に深々と仰々しいお辞儀をしてみせた。
魔界劇団−ビッグ・スター 攻2500
「おいおい鳥居、いきなり手札5枚ぶん投げて……って、随分前のめりじゃねえか」
「そりゃあ、俺だってわかりますよ。守備固めなんて悠長なことやってたら、ぶっ倒れるのはこっちの方だって。『それでは、ビッグ・スターの効果を発動!座長たる彼は毎ターン、デッキより任意の演目たる魔界台本を選びフィールドにセットする公開予告を行うことで、そのターンに公演する演目を決定します。やはり先攻1ターン目といえば、何かが起きる始まりの時間。果たして我々の世界は今後「過去」に進むのか、はたまた「未来」へ舵を切るのか?たとえどちらの行路に運命の女神が微笑むとしても、その始発点たる「現代」にできることはただひとつ。できる限り華々しく、その戦士たちを戦いの場へと送りましょう!ビッグ・スターの効果によって魔界台本「オープニング・セレモニー」をセットし、通常魔法たるこのカードを即座に発動!私のフィールドに存在する魔界劇団1体につき、500ライフを回復いたします!』」
色とりどりの風船が宙を舞い、様々な形のバルーンアートが視界を埋め尽くす。パン、と小気味いい音とともに頭上ではくす玉が弾け、その中身だったらしいカラフルな紙吹雪がデュエリストとモンスターたちの上に華々しく降り注いだ。
鳥居 LP3000→4500
「『それではこれにて第一幕、プロローグをば締めさせていただきます。いよいよ本格的な活劇となります第二幕、
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