第125話
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2月15日、同日AM10:00―――――
アンリエットを仲間にした翌日、ヴァイスラント新生軍からリィン達灰獅子隊に対しての要請についての話し合いがしたいとの連絡を受けたリィンはレンとプリネ、ルシエル、そしてヴァイスラント新生軍の希望によりミュゼを同席させて要請相手であり、ヴァイスラント新生軍を率いている”将”であるオーレリア将軍との通信映像による話し合いを始めた。
〜レヴォリューション・ブリーフィングルーム〜
「画面越しとはいえ、実際に言葉を交わすのはこれが初めてになるな、シュバルツァー少将。――――――最も、”直接顔を合わせていないとはいえ、私の姿を初めて見たのは去年の内戦の最中に私がウォレスと共にレグラムを訪問した時であろうが。”」
「ハハ……やはりあの時俺達の存在に気づいていて、敢えて見逃していたのですね。」
映像端末に映るオーレリア将軍の挨拶に冷や汗をかいたリィンは苦笑しながら答え
「フフ、あの時認識していた若き気当たりを持つ者の一人が今回の戦争で数々の戦果を挙げて今この場にいる事を考えるとラウラ嬢には悪いが、”トールズ”では其方の力を存分に生かし切る事はできなかったのであろうな。――――――そして未完の大器である人物を見出し、その人物の元で日々精進されているミルディーヌ様の人を見る目はさすがですな。」
「身に余るお言葉光栄です。」
「フフッ、姫様やエリス先輩との仲を深めなければ、リィン少将との仲をこんな短期間で深める事もできなかったでしょうから、姫様やエリス先輩のお陰でもありますわ♪」
オーレリア将軍の言葉に対してリィンが謙遜した様子で答えている中ミュゼは笑顔を浮かべて答えた。
「あら、そういう言い方をしたって事はもしかしてミュゼ”も”リィンお兄さんのハーレムメンバーの一人になったのかしら♪」
「なっていませんから!というか”も”って、何ですか、”も”って!」
「ア、アハハ………」
「コホン。それでオーレリア将軍、灰獅子隊に依頼したい具体的な要請の内容を説明して頂いてもよろしいでしょうか?」
からかいの表情を浮かべたレンに視線を向けられたリィンは驚いた後反論し、その様子を見たプリネは苦笑し、ルシエルは冷や汗をかいて脱力した後咳払いをしてオーレリア将軍に問いかけた。
「うむ。それを答える前にヴァイスラント新生軍は先のノーザンブリア占領作戦成功後、ノーザンブリア方面からエレボニア――――――要するにラマール州に進軍する為やノーザンブリアの統治の為に残ったメンフィル帝国軍の部隊と共にノーザンブリアに駐屯した話は聞いているな?」
「はい。そして”黒の工房の本拠地
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