第125話
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説明を聞いたプリネが驚いている中ミュゼの説明を捕捉したオーレリア将軍の話を聞いて目を見開いたリィンは真剣な表情を浮かべた。
「……ミュゼ。オルディスは”海都”という呼び方から察するに、”港”もあるのではないですか?」
「ええ、オルディスの港は貨物取扱量で帝国国内はもちろん、大陸でも最大規模である事から、”沿海州の盟主”という敬称で呼ばれていますわ。」
「その港に先程の説明にあった地下水路の出入口は?」
「当然ございますわ。」
「やはりありますか。……………――――――皆様方、今回の要請を成功させる為の”策”を考えましたので、聞いて頂いてもよろしいでしょうか?」
「ああ、頼む。」
「フフ、噂に聞く灰獅子の頭脳、お手並み拝見させてもらおう。」
ミュゼへの質問を終えて少しの間考え込んだ後考え終えたルシエルの申し出にリィンは頷き、オーレリア将軍は興味ありげな表情で続きを促した。
「まずジュノー海上要塞攻略の件ですが、突入方法は”空”からになります。」
「まあ、そうなるわよね。でもルーレの時みたいに要塞の攻略メンバーを飛行騎士達に乗せてもらって要塞に降下する事は容易ではないわよ?」
ルシエルの話を聞いて納得した様子で頷いたレンはある指摘をした。
「ええ。ですから今回は飛行騎士達もそうですが、レヴォリューション自身も潜入の為の”策”として活用します。」
「飛行騎士達は理解できますが、潜入の為にレヴォリューションをどのような活用を?もしかしてレヴォリューションに搭載されている兵装で要塞を直接攻撃するのでしょうか?」
ルシエルの説明を聞いてある疑問を抱いたプリネはルシエルに説明した。
「いえ、後にヴァイスラントが自軍の拠点として活用するつもりでいるのですから、要塞自身を攻撃して要塞の防御力を落とすことは避けるべきです。レヴォリューションの役割は”移送”と”囮”です。」
「”移送”と”囮”……もしかしてオーレリア将軍閣下達をこのレボリューションで要塞の上空まで移送した後、敵軍がこのレヴォリューションに注意を惹きつけられている間に将軍閣下達を要塞に降下するのか?」
「はい。幸いにもレヴォリューションには姿を消す機能――――――”ステルス機能”に加えて防御結界機能も搭載されているのですから、敵軍に気取られることなく要塞の上空に近づくことは容易でしょうし、敵軍がこの船を落とす為に導力砲による砲撃をした所でこの船に搭載されている防御結界ならば耐えられます。――――――そうですよね、レン皇女?」
「そうね。この船に搭載されている防御結界もそうだけど、装甲も空中戦を想定して現存の軍用飛行艇の導力砲は当然として、ミサイルだって防げるわ。さすがに”列車砲
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