第125話
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が軍の斥候が市街での情報収集をした所、帝国政府の謀によってその地位を失脚させられた”レーグニッツ元知事”がオルディスの臨時代官としてオルディスに派遣され、カイエン公爵家の城館で代官としての仕事を務めているとの事だ。」
確認されたミュゼが笑顔で答えるとリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、その様子を面白そうに見守っていたオーレリア将軍は気を取り直して話を続けた。
「!レーグニッツ知事閣下が………戦争に反対した事が原因でオルディスに左遷させられた話は聞いていましたがまさかオルディスの”代官”として派遣されていたなんて。」
「――――――そうなると、当然”紅き翼”も介入してくるでしょうね。わたくしが灰獅子隊の参謀としての任を務める事を認めて頂いた後に、メンフィル帝国軍から頂いた”紅き翼”関連の情報によると、確かZ組メンバーの一人がそのレーグニッツ知事という人物の息子でしたわよね?」
「ええ。それとオルディスもかつてZ組が”特別実習”をした場所でもあるのですが……」
オーレリア将軍の話を聞いたリィンが驚いている中、ルシエルは目を細めて推測を口にした後リィン達に訊ね、プリネがリィン達の代わりに頷いて答えた後複雑そうな表情を浮かべてリィンに視線を向けた。
「自分とセレーネはその時はA班――――――ルーレで”特別実習”を行っていましたし、内戦でもエレボニア東部を活動していましたから、自分もそうですがセレーネもオルディスを訪れるのはこれが初めてになります。」
「フフ、今回の要請でオルディスを奪還した際は私がオルディスの隅々まで案内させて頂きますわ♪――――――ご希望とあらば、人目のつかない所にも案内させて頂き、オルディス奪還の”お礼”をさせて頂きますわよ?」
リィンが答えた後ミュゼは妖艶な笑みを浮かべてリィンを見つめて問いかけ、その様子を見たリィン達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ふふっ、”羽目”を外されるのも程々にしてください。――――――話を続けるが、斥候の報告によると、どうやら最近アルノール皇家の関係者が公爵家の城館に訪れ、滞在しているとの事だ。」
「へ………”アルノール皇家の関係者”ですか?――――――!もしかしてその人物は……」
「もしかしなくてもプリシラ皇妃でしょうねぇ。ユーゲント皇帝はウルスラ病院に入院中、アルフィン卿はレン達の所にいるし、セドリック皇太子とオリヴァルト皇子は”紅き翼”として活動しているのだから、後は唯一動向が不明だったプリシラ皇妃しか残っていないし。」
「だけど一体何の為にプリシラ皇妃がオルディスを……」
一方ミュゼの発言に苦笑したオーレリア将軍は気を取り直して新たな情報をリィン達に教え、その情報を聞いて察しがついたリィン
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