第125話
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襲撃作戦”成功後からノーザンブリア方面から進軍するクロスベル帝国軍がそちらと合流後、本格的にラマール地方に進軍して既にジュライ特区を占領した事までは知っています。」
「そうだ。そして本日我らは連合と共に”歓楽都市ラクウェル”を落とした。」
(”歓楽都市ラクウェル”とはどういった場所なのでしょうか?)
リィンとオーレリア将軍の会話を聞いてある部分が気になったルシエルは小声で自分の隣に座っているミュゼに訊ねた。
(”歓楽都市ラクウェル”とはラマール地方にあるエレボニアで有数の歓楽街が形成された都市です。都市自体の規模は小さいものの、古くから帝都方面とラマールの州都である”紺碧の海都オルディス”方面を結ぶ街道にジュライ、アラゴン鉄鉱山、そしてノーザンブリア方面からの街道が合流するラマール州内の交通の要衝でもありますわ。)
(………なるほど。という事は連合はラマール地方を落とす上に必要となる要所を既に抑えたという事ですか。そうなると、オーレリア将軍――――――いえ、ヴァイスラント新生軍の要請内容は恐らく―――――)
ミュゼの説明を聞いて納得したルシエルはある推測をしながらオーレリア将軍を見つめた。
「うふふ、ラクウェルが落ちたのだったら、オルディスの奪還も時間の問題なのじゃないかしら?」
「はい。――――――そして将軍はオルディスとジュノー海上要塞の奪還の協力の為に今こうしてリィン少将達に連絡を取ったですわよね?」
「ええ、ヴァイスラント新生軍だけでオルディスとジュノーを同時に落とすのはさすがに厳しいので、こうして連合内でも目覚ましい活躍をしている精鋭部隊に頼らせて頂きました。」
レンに指摘されたミュゼは頷いた後オーレリア将軍に確認し、ミュゼの確認にオーレリア将軍は頷いて答えた。
「オルディスをヴァイスラント新生軍だけで……?将軍の口ぶりですと、オルディスの制圧に連合は関わらないように聞こえますが。」
オーレリア将軍の話を聞いてある部分が気になったリィンは不思議そうな表情で指摘した。
「実は私が連合との協力関係を結んだ時の交渉での話し合い――――――つまり、リウイ陛下とヴァイスラント陛下との話し合いでオルディス地方の制圧――――――いえ、”奪還”に関しては可能な状況であれば私達ヴァイスラント決起軍に委ねて頂くことを約束して頂いたのですわ。」
「オルディスの件に関して、そんなにも前から決まっていたのですか………」
「”海都オルディス”はラマールの公都にしてカイエン公爵家の本拠地の上、”ジュノー海上要塞”はオルディスを守る盾にしてラマール領邦軍の本拠地にして領邦軍が保有している軍事基地の中でも最大規模の基地でもあるのだから、敗戦後のエレボニアの”誇り”を守る為に連合に協力
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