第八話『カドックくんとアナスタシア』
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なんだあのマスター........
異間帯の王、神霊級サーヴァントを一体何体と所有しているんだ?
「カドック、大丈夫?」
「あ、あぁ........大丈夫だと思いたい」
頭が痛い。自分達の異間帯は既に終わっているというのにカルデアのマスターでさえ最強に近い戦力を揃えている。自身の不運さに絶望しか感じない。
「クリプターの皆さんー出てきて下さーい」
カドックは声のする方へと顔を向けると巨大な要塞が空を覆っていた。そして要塞は12の主砲を展開する。その一つ一つが対軍宝具並の威力を誇り聖杯を捧げられた女帝のそれらは対国宝具と同等の威力を誇ると言われている。
「貴方方を保護したいので早く姿を現してくださーい」
カルデア側からの警告に拳を握るカドック。
「クソッ!!やってやる!!!」
アナスタシアは苦笑を浮かべカルデア勢の前へと姿を現す。
「その勇姿を待ってたデース!!」しゅ
「あっ、こら!待て!!」
「アナスタシア!!」
カドックはアナスタシアへと攻撃の指示をする。そして近づいてくるコアトルさんに対してアナスタシアは手を翳した。
「ビィ!!!」
氷結攻撃。数多のつららが槍と化しコアトルさんを襲う。
「甘い!甘い!ショコラテの様に甘いデース!」
ノコギリの様な剣を軽々と振り回し全てを叩き落とすコアトルさん。
「クッ.....凍りなさい!!」
周囲一体が凍りケツア・コアトルもまたその波に呑まれた_______
「ふぅーーー?(??ω??)?気持ちぃデース♪」
がすぐに蒸発し、辺りが霧につつまれる。アナスタシアはコアトルさんの姿を見失い辺りを見渡すが見つからない。
「何処にきえ「ココでーす♪」ガシ
背後を取られたアナスタシア。
「離しなさい、無礼者!」
そして腰を後ろから捕まれるアナスタシア。
「シリウスライッ」
カドックはすぐに大令呪を行使しようとするがマスターによるガンド攻撃をくらい、身動きが出来なくなった。
(くっ!カルデアのマスター!!!)
「俺を誰だと思ってる________________」
空中庭園から見下すマスターの眼光がカドックへと差し込む。
「_____________人理を救った【最後のマスター】だとでも言うのだろ?」
「ねぇ、今最高のかっこつけシーンなのに台詞取らないでくれません?」
セミラミスに台詞を取られたマスターは項垂れながらもカドックへと言葉を続けた。
「まぁ何が言いたいかっていうとね、アンタらAチームより修羅場はくぐって来てんだ、負ける訳ないだろってこと」
その言葉を最後にアナスタシアはコアトルさん
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