暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生と不思議な蛸
第九幕その六

[8]前話 [2]次話
「個体数が非常に少ないんだ」
「ああ、そうなんだ」
「数が少ない蛸なの」
「物凄く」
「そう、だから伊勢でもね」
 この地域でもというのです。
「そうそうね」
「僕達も見なかったんだ」
「本当に色々な場所を隈なく調査したけれど」
「それでもなんだ」
「見付からなかったんだ」
「以前浜松でも目撃されたけれど」
 それでもというのです。
「個体数はね」
「非常に少なくて」
「今僕達が発見したことも」
「かなり凄いことなんだ」
「うん、よくね」
 本当にというのです。
「発見出来たよ」
「そこまでなんだ」
「そこまでのものなんだ」
「それでその蛸がいたから」
「だからなんだ」
「これまで僕達も発見出来なかったんだ、けれどね」 
 それでもとです、先生は皆に言いました。
「いることがはっきりしたから」
「それでどうするか」
「問題はそれからだね」
「ヒョウモンダコがいるなら」
「それならだね」
「どうするかが大事でね」
 それでというのです。
「これまでも言ってきたけれど」
「怖がることはない」
「そうよね」
「ヒョウモンダコのことをよく知って」
「どうするかね」
「そうだよ、では写真は撮れるだけ撮ったし」 
 それでというのです。
「まずは県庁の方に連絡をしてね」
「いるって」
「それでだね」
「それからよね」
「明日も調査の予定が入っていたけれど」
 それでもというのです。
「明日は県庁に行こう」
「そしてだね」
「今回のことを報告して」
「対策もお話するね」
「そうするよ、怖がることはないよ」
 先生はヒョウモンダコについてまたこのことを言いました。
「注意すればいいんだ」
「どういった蛸か知って」
「それでだよね」
「そのうえでどうするか」
「問題はそこね」
「そう、だからね」
 先生は皆に穏やかな声でお話しました。
「まずは皆に知ってもらおう」
「ヒョウモンダコのことを」
「そうしてもらうことだね」
「まず大事なことは」
「それからだね」
「そう、ここはね」
 先生はいつもの穏やかな声で言ってでした。
 引き続き海の調査をしてそれが終わってからホテルに帰りました、今夜は鯛のお造りがメインでしたが。 
 その鯛を見てです、先生は言いました。
「今夜も凄いね」
「そうだよね」
「最近毎日お刺身食べてるけれどね」
「不思議と飽きないよね」
「色々な魚介酢類のお刺身食べてるから」
「他のお料理も一杯あるし」
 このこともあってとです、皆も言います。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ