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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
実験と再会と島の秘密
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れ!だれ!だれ!だれだ!だだだだだだだだだだだだれれれれれれれれれれれ」
最後に倒れ、鼻血を垂らして痙攣しながらバグったゲームのように同じ言葉しか発さなくなった。
老人のような痩せ細った身体になり、びくびくと痙攣しながら意味不明な言葉を話す何か。
おそらくかつてのクラスメイトがこれを見たとしても、あの神代正義とは気付かないだろう。
それほどまでに、彼は変わってしまった。
「これが…主人公の末路か。」
最早なんの戦力もない正義に近付き、大和が呟く。
「主人公じゃねーよ。主人公になろうとした精神異常者だ。」
「しかし…なんとも呆気ない最期だったな…。」
このまま何もしなくとも、彼はサーヴァントの情報量に脳が耐え切れなくなり死ぬか、衰弱しまくった身体がやがて死に至らしめるか、
どちらにせよ彼はもう…残っている時間は少ないだろう。
「あばよ正義。最初から最後までうざってぇクソ野郎だったぜ。」
最初はなんてことない、ただのクラスメイトだった。
しかしそんな奴が、まさかこんなところで壁になるとはな。
世界崩壊直後の俺には到底考えられなかったろう。
「クラスメイト…と言ってたな。」
「別になんの感情も湧かねーよ。あ、ざまーみろっていうのはあるな。」
「…そうか。」
こうして主人公、神代正義は撃破された。
俺達という、期間限定の主人公によって。
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