暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-B真実への扉〜The last 3 steps〜
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射砲撃を皮切りに、私たちはカートリッジをロードして攻撃開始。レヴィの電撃砲「雷豪戦衝覇!」、アリシアの砲撃効果を有する大砲弾連射「ストリームコメット!」、エリオの中距離電撃刃「ブリッツメッサー!」、プレシア母さんの雷を落とす「サンダーレイジ!」が一斉にカレンを襲う。そして私も、電撃砲「プラズマスマッシャー!」を発射して、カレンはそのすべてを受けて魔力爆発に呑まれた。

――テンペスタ・ディ・サッピア――

私たちを包囲するかのように巨大な砂の竜巻が四方に発生して、中心に居る私たちに向かって同時に向かってきた。でも速度は遅いからすぐにその場から散開することで逃れる。

「きゃあああああ!」「うわあああああ!」

「エリオ!?」「キャロ!?」

竜巻から飛来してきた小さな石や大きな岩が、フリードの翼に直撃した。やっぱり魔術効果があるようで、フリードの装備である“ヴァンガード・ドラグーン”がガラスみたいに簡単に破壊されて、さらに墜落し始めた。助けに行こうとソニックムーブを発動しようとしたけど、「まずは2人と1匹じゃの?」と竜巻の中から多量の砂で出来た足場に乗ったカレンが飛び出してきた。

「まだ墜ちてないよ!」

「私が助けに行きます! プレシア達はそのまま交戦を!」

――ファストステップ――

羽ばたこうと頑張っているフリードの元にリニスが高速移動魔法で向かったのを横目で確認しつつ、「サッピアスパーダ」と足場の砂を剣に作り直したカレンを、“バルディッシュ”の斬撃で迎撃する。

「っ・・・!?」

「砂を高速振動させておるからの。切れ味は抜群じゃ!」

“バルディッシュ”の魔力刃と衝突した砂の刃がガリガリガリ!と、まるでチェーンソーのように魔力刃を削り取っていく。そしてバキッと魔力刃にヒビが入ったことで、“バルディッシュ”を持つ右腕を引こうとしたんだけど、「砂が・・・!」魔力刃に絡みついてきて、私を逃がさないようにした。

「安心するがよい。その身を刻むつもりはないからの。傷つけてはわしが王に怒られる」

「うちの娘を放しなさい!」

プレシア母さんが杖の先端のクリスタルから生成した魔力鞭でカレンを打とうとしたけど、竜巻から放たれてきた石礫が正確に鞭を撃ち抜いて破壊。とここで、“バルディッシュ”の魔力刃がバキン!とへし折られた。

「わしが生き物ではないと裏切り者より聞いた途端、情け無用に攻撃してくるとはな。お主等、誠にこーむいん?という者か? たとえ大罪人でも殺害はせんと聞いておったが、それはどうやらウソであったようじゃの。こんな十にも満たぬ幼子を害そうとするとはのぉ」

「ちが・・・!」

“バルディッシュ”の魔力刃が折られたことで解放された際、カレンの侮蔑の眼差しが私を射抜く。そうだ、
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