暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-B真実への扉〜The last 3 steps〜
[3/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
子の防御力も突破できるはずだわ」

――トッレ・トンバ――

イタリアのマンジャの塔のようなデザインをした岩石で出来た塔が、私たちの居る高度までいくつも勢いよく突き出てきた。それを回避していると、単独でカレンに攻撃を仕掛けていたレヴィが「カレンがいなくなった!」って知らせてくれた。

「撤退した?」

「ありえません。必ずいます! 警戒を!」

私たちよりカレンを知っているリニスの言葉に従って警戒していたら、ある1つの塔の鐘楼部(鐘は無いけど)に隠れていたカレンが「スパーダ・グランデ・ディ・アンジェロ!」と、塔を構築している岩を使ってゴツゴツした大剣を生成。そして床を蹴って、私たちに突っ込んできた。

「エクスディフェンダー!」

プレシア母さんが発動したのは六角形のシールド7枚を繋ぎ合わせて作った大きなシールドで、カレンの岩の大剣を防御。大剣がシールドに触れた瞬間に発動したカウンターの巨大な雷スフィア、「ヴァリアントスフィア!」がカレンを襲った。放電する魔力爆発に呑まれたカレンだったけど、ほぼ無傷のままもう一度大剣を振るおうとしていた。

――ファストステップ――

「ジェットスマッシャー!」

そんなカレンの頭上に高速移動魔法で移動したリニスは直射砲撃を発射。叩き付けられるように真上から砲撃を受けたカレンは、その勢いに抗えずに砲撃もろとも落下していく。

「リニス!」

「はい! プレシア!」

――ライトニングバレット・スタンピード――

――フォトンランサー・ファランクスシフト――

「「ファイア!」」

プレシア母さんの数十発の電撃弾と、リニスの周囲に展開されたスフィア20基から電撃槍が数十発、そのすべてがカレンに殺到していく。プレシア母さんとリニスも魔術を使っているのは感じ取っている。だからこそ「何しているの!? カレンが死んじゃう!」ってアリシアが慌てふためいた。もちろん私だって「やり過ぎだよ!」って叱責した。

「問題ないわ。彼女は魔術を使えはするけど厳密には魔術師ではないし、何より人間でもないわ。それに、フェイト、あなたも察しているのでしょう? 私とリニスの正体についても」

「答えをそのまま伝えることは出来ませんが、ヒントくらい与えてもいいでしょうし。私とアリシア、それにレヴィは、カレンと同様に生物ではありません」

「「「「え・・・?」」」」

それを聞いた私の頭にはまた、ありえないと断じた可能性が浮かび上がった。生物と言うカテゴリーにはクローン、生まれ変わり、時間渡航者も入るだろうから、それ以外となればやっぱり・・・。

「そういうわけですから、カレンへの攻撃に手加減は必要ありません。いきますよ!」

――ジェットスマッシャー――

リニスの直
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ