第十四話〜解析〜
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が?」
シャリオ「フェイトさん。ガジェットの内部回路の画像に似たようなものが。」
新たな疑問について考えようとした瞬間にシャリオからの報告が入る。二人が彼女のデスクに近づき一つの画像を見つめる。そこには先ほどのジュエルシードと似ている物が埋め込まれていた。画像を観察しているとフェイトがあることに気付く。
フェイト「…シャーリー、回路の右上を拡大してもらえる?」
シャリオ「わかりました。」
ライ「これは…名前?」
フェイト「ジェイル・スカリエッティ。」
拡大された部分の文字を見てフェイトがつぶやく。その雰囲気がいつもと違うことに一つの予想をしてライはきく。
ライ「知っている人物か?」
フェイト「うん。ドクタージェイル・スカリエッティ。ロストロギア関係の事件や違法研究が原因で広域指名手配されている次元犯罪者。」
ライ(ドクター…ならウーノさんの上司はこの人か……)
ライがまだ研究所にいた時にウーノから何度かその言葉をライは聞いていた。ウーノはその時ドクターを自分の上司と言っていのだ。
フェイト「個人的な事情で何年か前からこの男の行方は追っていたんだ。彼が犯人だとすればロストロギアを集める理由も想像がつく。」
シャリオ「でもなんでこんなに判りやすい手がかりを?」
フェイト「…ライはどう思う?」
フェイトの問いかけに即座に考えつく限りの予想を上げていく。
ライ「自信があるからこその挑発、もしくは犯人が名前を借りているだけ。あとは兵器を売り込むための売名狙い。」
即座に帰ってきた応えに驚きつつもフェイトも自分の考えを語る。
フェイト「うん。でももう一つ分かることがある。向こうは私やなのはを知っているってこと。シャーリー、このデータをまとめて隊舎に戻ろう。他の隊長たちと緊急会議をしたいんだ。ライ、君にも出席してもらうよ。」
シャリオ「わかりました。」
ライも首肯しそれに応えた。
車内
技術局からの帰り。フェイトの運転する車に乗り、ライは流れていく景色を眺めながら思ったこと口にした。
ライ「フェイト。さっきの人物、ジェイル・スカリエッティの目的に検討がついているなら教えてくれないか?」
フェイト「彼はドクターの通り名どおり生命操作や生体改造に異常な情熱と技術を持っている。そんな彼がガジェットやナイトメアみたいな兵器を作ってでも手に入れようとしているからには…」
車内に沈黙が訪れる。フェイトとシャリオはこの事件の真相について考える。しかしライは二人とは違う部分で反応した。
ライ(生体改造……まさか…な。)
一瞬自分の中に過ぎった予測を振り払うようにまた外の景色を眺める。しかしその景色は先
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