第四百五十七話 空美町の者達その二
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「今から皆で話そうな」
「その人達ね」
「何だ?随分強そうだな」
すぐにだ、金髪の少女はライダー達を見て言った。
「この人達は」
「ああ、わかるんだな」
「わかるぞ、私よりも遥かに強い」
「生体反応が尋常じゃないわ」
青髪の少女はこう言った。
「それを見ればね」
「わかるんだな」
「よくね」
こう智樹に答えた。
「それでだけれど名乗った方がいいわね」
「ああ、折角お会いしたしな」
「じゃあね、私はニンフよ」
「アストレアだ」
青髪の少女も金髪の少女も名乗った。
「宜しくだ」
「これから一緒に戦っていきましょう」
「こちらこそな。しかし庭も広いな」
桐生は和風のその庭を見回して今度はこう言った。
「この屋敷は」
「本当にお金あるんだな」
石動の言葉はしみじみとしたものだった。
「このお家は」
「一体幾らあるのかわからない位なんですよ」
智樹も話した。
「本当に」
「それは凄いな」
「兆は持ってるんじゃないですかね」
「よく油田とか温泉とか掘り当てていますから」
英四郎も言ってきた。
「ですから」
「それでか」
「はい、お金はです」
「このお家は凄いあるんだな」
「そうです」
「そうなのね、それとね」
美空は屋敷の入り口、その玄関の方を見て言った。そこまでもかなりの距離であることは言うまでもない。
「あそこに短い髪の毛のエンジェロイドの人達がいるけれど」
「聞こえているぞ」
「しっかりとな」
右の金髪、左の緑髪のエンジェロイドがそれぞれ言ってきた。二人共同じ顔できつい表情をしている。
「如何にも私達はエンジェロイドだ」
「その通りだ」
「やっぱりそうなのね」
美空は二人の返事を聞いて頷いた。
「そうだと思ったわ」
「ハーピー1だ」
「ハーピー2だ」
金髪、緑髪がそれぞれ名乗った。
「覚えておいてくれ」
「以後な」
「わかったわ」
「それで桜井智樹よ」
ハーピー1が智樹に問うた。
「その人達がだな」
「ああ、そうだよ」
智樹はハーピー1の問いに答えた。
「この人達がな」
「仮面ライダーだな」
「そうだよ」
「我々より遥かに強いな」
「それがよくわかる」
ハーピー2も言った。
「気が違う」
「それも全くな」
「わかる人にはわかるんだな」
「そうみたいね」
そはらは智樹のその言葉に頷いた。
「私達には何となくだけれど」
「わかる人にははっきりなんだな」
「そうね」
「殺気?」
今度は修道服を着た金髪の幼女が出て来た、赤い目はあどけない。
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