始まりから夏休みまで
それぞれのサーヴァントの話
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願い?」
突然部屋に押しかけ、何をするのかと思えばお願いを聞いて欲しいとのこと。
裸見ちゃったんだ。なんだって聞いてあげなきゃ償いにはならない。
「うん、俺に出来ることなら…なんでも。」
「ええ…それでは遠慮なく…。」
「最初から遠慮しなくていいよ。なんだって言って。」
ドンと胸を張るが、巴さんの顔は見ることは出来ない。
あんなことがあったんだ。
正面から堂々と目と目を合わせられるもんかよ。
「その…したいのです。」
「え、し、シたい!?」
「…はい。お恥ずかしながら…巴は、したいのです。」
シたいとは…何を?
いいやここで聞いてはならない。
男というのは女の気持ちを言わずともくみとってあげるものだ。
うん。わかった。
裸を見た責任だからきっとそうだ…。
「今まで我慢に我慢を重ねて来ましたがもう限界で…それに、暮馬さんは大変詳しい方だと妹様からお聞きしました。」
「うん。分かったよ巴さん。俺もまだしたことないけど…よろしくお願いします…。」
心臓が高鳴る。
まさかこんなところで、しかもこんな人と初めてを経験することになろうとは少し前の俺なら夢にも思わなかっただろう。
しかし、俺は巴さんを満足させてあげられるだろうか?
え、あと俺詳しいの?そういうの知らないんだけど?
あれか、紗良がなんか吹き込んだのか?
いや、そんなことは後で考えろ!今は当たって砕けろだ!!
「やはりれとろなものでも最新機器でも"げえむ"はとても楽しいものですね!!」
「あ、うん…。」
簡潔に言おう。
俺の勘違いだった。
俺とシたいのはえっちなことではない。ゲームだ。
どういうわけか知らないがサーヴァントの巴御前はゲームが好きだ。
そんな設定忘れてたよ俺。
で、今までみんなの前ではおしとやかな振る舞いとかして我慢しながらやってきたけど、俺がゲーマーなのを知ってからいてもたっても居られなかったそうだ。
にしても
「強い…。」
「どうです暮馬さん!巴七連勝です!」
なんのゲームにしても巴さんに圧倒的差をつけられ負ける。
レースだろうが格ゲーだろうが落ち物パズルだろうが全部そうだ。
強過ぎる。
「ふふふ…明日は休みです。さぁ暮馬さん!巴はまだまだいけますよ!」
正直まぁ、魔力供給だとかそんなんじゃなくてちょっとガッカリしたなぁよりも安心したりしてる。
だって俺自信ないし。
それに、
こんなに楽しそうな笑顔が見れたんだ。それでヨシってことでいいじゃないか。
?
????のサーヴァント、■■■■■■の場合。
せっかくのお休み、だけどマスターは忙しいからって言ってどこかに行っちゃった。
お金ならいくらでもありますからねと言ってお
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