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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第78話 朱乃よ、父と向き合え。家族の和解と本当の愛 前編
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が近づいていって、そのまま唇が重なって……
「イッセー先輩、特訓を成功させましたよ」
ひょこっと現れたギャスパー君、それと同時にバッと離れるわたくし達、タイミングが悪すぎですわ……
「あれ?そんなに引っ付いて何をしていたんですか?」
「い、いやなにもないぞ。それより特訓を終えたんだってな。見に行ってもいいか?」
「はい、ぜひ見てください」
ギャスパー君にはわたくしとイッセー君がお付き合いをしていることは言っていますが、純粋なギャスパー君に今から逢い引きしようとしていたとは言いにくかったのでイッセー君は誤魔化しました。
ギャスパー君はイッセー君の手を取って歩いていきました。あのギャスパー君があんなにも懐くなんて……ふふっ、やっぱりイッセー君は人を変える何かを持っているのでしょうね。
「おお、ちゃんとボールだけを止めることが出来たんだな」
「はい、今の所10個ほどが限界でしたが……」
「いや、十分だ。前はロクに止める事も出来なかったんだろう?たった数日で10個も止められるようになったなら大したものだ」
「えへへ……」
ギャスパー君は祐斗君と一緒に投げたボールだけを止める特訓をしていました。特訓を始めた時は1個止めるだけでも精一杯でしたが、たった数日で10個も連続して止められるようになるなんてギャスパー君は頑張りましたわね。
「祐斗から見てギャスパーの様子はどうだった?」
「うん、以前と比べたら安定してきたね。正直まだ危ない所もあったけど、それも直ぐに良くなっていくと思うよ」
「そうか、スタンドも神器もそれなりには扱えるようになってきたな。この調子で行くぞ」
「はい!」
一緒に特訓していた祐斗君にギャスパー君の様子を確認するイッセー君でしたが、どうやら順調のようですね。
「あの、イッセー先輩……僕、目標を達成できたのでアレを……」
「ん?おお、そうだったな」
ちょっとモジモジしながらイッセー君に何かをお願いするギャスパー君、そんな彼を見てイッセー君は上着を脱いで上半身裸になりました。
そしてギャスパー君の前にかがむと首を斜めにして頸動脈が見えるようにしました。
「ほら、いいぞ」
「あっ……」
それを見たギャスパー君はまるで大好物を目前にした獣のように舌なめずりをしました。そして彼の首元にかぷっと噛みつくとチュウチュウと血を吸い始めました。
「ちゅう……んくっ……ぺろ……!ちゅうう……んっ……おいひ……」
「くすぐったいな……」
ギャスパー君はその……発情した雌のような顔をしてイッセー君の血を吸っていました。イッセ―君はギャスパー君の顔が見えないからくすぐったそうにして
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