第十話 思わぬ、嬉しい転校生その七
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てたの」
何年かはわらなかった。この言葉だけでは。
だが千春が学校に通っていることがわかってだ。希望も安心した。そしてだ。
こうだ。千春に言ったのだった。
「通ってないって思ってたから」
「うん。町とか村の学校にはね」
「そうした学校には通ってなくて」
「山の学校に通ってたの」
そこがだ。千春の学校だったというのだ。
「皆とそこで一緒だったの」
「山のなんだ」
希望はそう聞いてもあまりおかしくは思わなかった。山の中にも学校はあったりすると思ったからだ。何しろ神戸は後ろに山が控えているからだ。
だから千春の今の言葉の意味もこれといって考えなかった。それでだ。
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