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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
Sとは悪魔か、それとも…/それぞれの戦い
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だろ?そんなヤルことしか能のねぇ奴らにはとっておきをくれてやるよ!』
女性は全員ヤリたがっている。
常に性行為をしたい生き物である。
痛がってるのは気持ちいい証拠。
等、彼の激しい妄想がダダ漏れになっていた。
「やだ…なにあれ…!」
「あれが葛城財団なの…?」
正義様の為と、必死に抗議の声を張り上げていた女性達も思わずおののく。
子供もいるかもしれない中でこのような映像を流すのは非常に不適切かもしれない。
だが、葛城財団の真相を暴き、さらに神代正義を主人公の台座から降ろすのはこれがイチバンだった。
「そうだよ。俺達、今まで助けられてきたじゃんか!」
「どうして忘れてたんだ…命の恩人だってのに…!」
そして、次第に目を覚ましつつあるデモ隊達。
振り上げた拳は降ろされ、悪魔を追い出せと書かれた看板は捨てられ、彼らは主人公補正により見せられていたまやかしから解放されようとしていた。
「なんてことを…してしまったんだ。」
マリーアントワネットに向け、ボウガンを向けたこと男もまた、過去にサーヴァントによって命を救われていた者の一人であった。
自分のしでかしたこと、やってしまった罪の重さに唖然とし、力の失った右手からボウガンがするりと落ちる。
「俺は…。」
「分かってくれたのなら、もういいの。」
膝を付き、自分の犯した過ちにどうすることも出来ない男
。
だがしかし王妃にとってはその程度、なんということもなかった。
「間違いは誰にだってあるもの。だから、私はあなたを責めたりしない。」
「悪魔だと、ここから出て行けと言ったのに…?」
「ええ。」
優しく微笑みかけるマリーに男は思わず涙を流す。
ああ、こんな人が悪魔なわけないじゃないか。
だってこんなにも輝いているのだし、こんなにもお優しいのだから。
「さぁ、頑張りましょう。あの島でも私のお友達が頑張ってるんだもの!」
切り替わる映像。
次に映されたのは今現在財団本部にて起きている戦闘だ。
数多のラフムが飛び交い、それを率いて偽りの主人公である正義が彼ら四人四騎と激突していた。
?
別の場所。
瓦礫ばかりの転がる、あちこちが水浸しになってしまった場所。
そこはかつてイルカショーでにぎわっていたあの『シルク・ドゥ・ルカン』だ。
葛城財団からのスポンサー契約を切った。
その報復として、代表はここを念入りに破壊していったのだ。
二度とイルカショーが出来ないように。二度と自分達に刃向かえないように。
「…。」
崩れかけた観客席に座っているのは、サーヴァントとマスター。
『シルク・ドゥ・ルカン』のオーナーである弟くん。
そしてジャンヌだ。
変わり果てた会場を見て2人は、
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