敵を見極めよ
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カの緊張感のない声が辺りに木霊する。
「馬鹿な事言ってんじゃねぇ!お前等の様なテロリストを野放しにするわけにはいかねぇんだよ!………と、言いたい所だが…その娘はお前の娘か?」
男がリュカが抱いてるマリーを指差し尋ねる。
「…あぁ、僕の娘だ」
「へっへっへっ…俺様好みの良い女じゃねぇか…そいつを差し出せば、お前だけを逃がしてやっても良いぜ!」
「マリーを差し出す………!?」
リュカの声のトーンが落ちると共に、アルル達の背筋に悪寒が走る。
「あぁそうだ!娘を差し出し、目の前で俺様に犯されるのを見学していけば、お前だけを逃がしてやるよ!」
「…俺が娘を差し出し、犯されるのを見学する……………良いだろう、ほら俺の娘を犯すが良い…約束…守れよ!」
リュカが鉄格子越しに、男へマリーを差し出した。
「な!?リュカさ…ふが!」
非難の声を上げようとするウルフ…
しかしティミーがウルフの口を塞ぎ黙らせ呟く。
「落ち着けウルフ君…父さんの口調が変わっただろ…自分の事を『俺』と言っている。もう既にブチ切れている…マリーを差し出したりはしないよ」
事実ティミーの言う通りだった!
ロリコン野郎は美少女を前に、慌てて牢屋の鍵を開け進入してくる。
そしてマリーに抱き付こうと、近づいた次の瞬間…
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