第三百三十三話
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第三百三十三話 死闘
先生達は吹雪を放った、だが。
カーミラは熱球を放って相殺した、そして。
爆発を起こして攻撃した、しかし。
先生達は姿を消した、そうしてかわし。
また姿を現しカーミラに言った。
「あの吹雪を防げるとはね」
「流石ね」
「そしてすぐに反撃してくるなんて」
「尚更凄いわ」
「あの爆発をよくかわしたわね」
カーミラもうこう返した。
「貴女達ならではよ」
「お互いにということね」
「要するね」
「そうなるわね、けれどこれで終わりではないわ」
カーミラは今度はだった。
竜巻を放った、そうして攻撃を仕掛けたが先生達はその竜巻もかわした。そうして今田先生が水のビームを放った。
「お水もこうして放てばね」
「火よりも強いわね」
「鋼も貫くわ、どうかしら」
こう言ってだった。
そのビームをカーミラに放った、しかし。
カーミラはそれもかわして言った。
「あと少しでね」
「危なかったというのね」
「そうよ」
こう今田先生に話した。
「本当にね」
「そう言うのね」
「ではこれはどうかしら」
今度は今日子先生がだった。
光のビームを放った、それでカーミラを攻めるが。
カーミラはそれもかわしまた言った。
「今度もね」
「危なかったというのね」
「そうよ」
その通りだというのだ。
「本当にね」
「そう言うのね」
「そして私はかわすだけではないわ」
カーミラはこの言葉と共にだった、無数の闇の蝙蝠を放って先生達に浴びせんとした。それは闇の瘴気だったが。
先生達はそれを光の壁で防いだ、そうして言った。
「あと少し遅れたら」
「危なかったわ」
「まさかそれだけのものを放つなんて」
「予想以上よ」
「私を予想出来たらそれはそれで凄いわよ」
こう言うカーミラだった。
二人と吸血鬼は戦い続けた、それは夜の間続いていてやがて夜明けを迎えることになった。
第三百三十三話 完
2021・1・15
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