第四百五十六話 空から来た者達その十三
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「暮らしている」
「成程な、それでだけれどな」
万丈はここまで聞いて智樹達に話した。
「俺達のこともその家でな」
「貴方達が仮面ライダーですね」
英四郎は万丈の言葉を受けて彼に声をかけた。
「そうですね」
「そうだよ、その家で俺達のことも話すな」
「宜しくお願いします」
英四郎は確かな声で答えた。
「これから」
「それじゃあな」
「しかし」
英四郎はここでライダー達を見回した、そうしてそのうえで彼等に対してこうしたことを言ったのだった。
「皆さんかなりのお強さですね」
「わかるか」
「気が違います」
身体から発せられるそれがというのだ。
「ですからわかります」
「そうなんだな」
「相当な修羅場を潜ってきましたか」
「まあな」
万丈は過去を振り返りつつ答えた。
「色々あったことは事実だな」
「やはりそうですね」
「何度も死にそうになったさ」
「そうした戦いでしたね」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
「強いって言われたらな」
「実際にですね」
「そうだな、けれどな」
「一人ではですか」
「スサノオには絶対に勝てないんだよ」
万丈は英四郎に強い声で話した。
「一人だとな」
「皆さんでもですか」
「ああ」
絶対にというのだ。
「それは無理だよ」
「そうですか」
「だからな」
それでというのだ。
「俺達全員が力を合わせないと駄目だ」
「やはりそうですね」
「君もそのことがわかるか」
「イカロスでもです」
英四郎はそのイカロスを見つつ話した。
「一度に一体が限度でした」
「正直あれには驚きました」
智樹も語った。
「イカロスでもなんて」
「俺もだ、しかしだ」
「それだけあいつ等が強いんですね」
「スマッシュ達がな」
こう智樹に話した。
「あいつ等はな」
「そういうことですか」
「だから美香子でもだ」
「一対一でやっとなんですね」
「あいつでもな」
「そはらじゃ無理ですし」
「ニンフでもな」
英四郎はさらに言った。
「無理だ」
「ただあいつ等が強いってことですか」
「そうだ、だがこの人達はさらに強い」
英四郎は桐生達を見つつ智樹に話した。
「イカロスや美香子達よりもな」
「そうですか」
「ああ、だからな」
それでというのだ。
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