第一章
[1/2]
[1]次 最後 [2]次話
雄猫も育てる
アメリカニュージャージー州にある動物の保護施設ホームレスアニマル=アダブションリーダーのスタッフ達はその話を聞いてだった。
すぐにその場に向かった、スタッフ達は車で現場に向かいながら車中で話した。
「子猫が六匹ですね」
「まだ元気そうですし」
「ここはすぐに保護しましょう」
「そして里親を探しましょう」
「そうしましょう」
こうした話をしてだった、そのうえで。
彼等は子猫達がいるという現場に向かった、するとそこには。
青いケースがありその中にはクッションが置かれていた、そしてその上に六匹の子猫達がいてだった。
その状況を見てスタッフ達はまた話した。
「捨て猫ですね」
「この子猫達は」
「ケースに入れられていて」
「クッションが置かれていますから」
「そうですね」
「本当にこうしたことはなくならないですね」
スタッフの一人が苦い顔で述べた。
「どうにも」
「全くです」
「生きものを捨てるなんて」
「こんなことをする人がいなくなって欲しいです」
「ですがどうしてもですね」
「そうした人はいなくならないですね」
その子猫達を見て話した、見れば白猫に黒猫、白と黒の模様の猫と色々だった。幸い六匹共元気であり。
そしてもう一匹いた、スタッフの人達はその黒猫を見て言った。
「この猫は」
「母親ですね」
「この黒猫も捨てられたんですね」
「母子で捨てられて」
「それでずっと守っていたんですね」
「育てていたんですね」
こう思い黒猫も保護した、合わせて七匹が施設に入って里親を探されることになったが。
スタッフの人達はその黒猫を調べて驚いた。
「あれっ、雄だった」
「この猫雄ですよ」
「母親と思ったら父親?」
「いや、どうも血縁ないみたいですよ」
子猫達と、というのだ。
「何かこの黒猫近所の野良猫らしくて」
「ずっとあの辺りにいたそうです」
「それが子猫達を見て育てていたみたいですね」
「どうやら」
「雄猫は子育てしないのに」
それが普通だがというのだ。
「六匹も育てるなんて」
「しかも血がつながっていないのに」
「こんなこともあるんですね」
「いや、驚きました」
「全くです」
皆で話した、そして。
猫達に名前を付けた、子猫達は雄が三匹雌が三匹いて雄はデンバー、ジャニー、ミッキーと名付けられ雌はミニー、リュー、マノンと名付けられた。
雄猫にも名前が付けられ。
「子供を育てていたし」
「本当にお母さんみたいに」
「今もずっと育ててるし」
「この子はお母さんだな」
「本当にそうした子だから」
「ミセス=ダウト=ファイアーにしよう」
この名前が付けられた。
「そうしよう」
「この名前が
[1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ