暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第77話 さらばベジタブルスカイ!GODの鍵を握る存在、その名はニトロ!
[10/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「ふむ、そのニトロについては後で聞くとしよう。今はニトロの生態について続きを話すぞ。ニトロの三つ目の特徴は『知性』じゃ。ニトロは個体こそ少ないがかつて地上に文明を残していたと言われている。実際にこのG×Gの人間界にある得体の知れない建築物などにニトロによく似た生物が彫られていたこともあるんじゃ」
「文明を築き上げるなんて高度な知能を持っていますのね。もしかしたらベジタブルスカイで出会ったニトロとなら会話もできるのかもしれませんね」
朱乃先輩の言う通りあのベジタブルスカイで出会ったニトロは、私とイッセー先輩を利用してオゾン草を食べるという知性を発揮させました。言葉が分かるかはともかく喋れてもおかしくないかもしれません。
「そして四つ目の特徴が『グルメ度』じゃ」
「グルメ度……?」
「美味なる食材を求めるのは他の猛獣と同じじゃが奴らは人間のように食材を調理してより美味い料理を作れるんじゃ。最早人間と変わらんほどにな」
「料理までするなんて……ニトロの作る料理、何だか気になるわね」
「止めておけ。ニトロの料理には人間が使われている可能性がある」
ニトロの料理にティナさんが興味を示しました。でも一龍さんは手を振って衝撃の一言を言いました。
「人間を……!?」
「うむ。実は数十年前からG×Gの人間界でニトロの目撃情報が増えておるんじゃ。奴らは腕のある料理人を誘拐しておるらしい」
「料理人を?」
イッセー先輩はニトロが人間をさらう事に驚き、私は料理人が攫われていると聞いて何故なのかと思いました。
「アカシアがグルメ細胞を発見したのが今から605年前……それによって食のクオリティは一気に高まり腕の立つ料理人が何人も生まれてきた。ニトロは人間の調理方法を会得したいのか、もしくは……」
「……あまり言いたくないが人間を調理しているということか?」
ゼノヴィアさんは顔を青くしてそう言いました。人間もニトロからすれば立派な食材なのかもしれません。
「ワシらIGOもニトロの監視をしておるんじゃ。もしまた目撃したら直に報告をしてくれ」
「分かったよ。でも料理人を襲うのか……小猫ちゃんや黒歌も狙われるかもしれないな」
「姉さまはともかく私は狙われるような腕なんて……」
「いや、小猫ちゃんの才能は誰にも負けていないって俺は思っているからな。ニトロがその才能に気が付いて襲いに来てもおかしくない」
イッセー先輩は私や姉さまがニトロに襲われないか心配してくれていました。そ、そんなに褒められると照れてしまいますよ、もう?
「にゃーん、それは怖いにゃん。怖くてイッセーから離れられないにゃん」
「く、黒歌……くっ付きすぎだぞ……」
「イッセー、照れてるの
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ