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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第77話 さらばベジタブルスカイ!GODの鍵を握る存在、その名はニトロ!
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は二人で食べないと腐るはずだ。何故腐っていないんだ?」
「先輩、オゾン草をよく見てください。私と先輩が齧った二か所以外に二回噛んだ跡があります」
「なっ……!?」
オゾン草に私達が齧った以外に噛まれた箇所が増えていました。それも二つです。
「信じられない、あいつはオゾン草が気が付かないほどのスピードで二回齧ったんだ。それもほぼ同時に……なんて瞬発力と首の筋肉しているんだ!?」
先輩の言葉に私は驚きを隠せません、ほぼ二回同時に噛むなんて私達には到底出来ないでしょう。
「あいつは恐らく俺達を監視していたんだ。オゾン草を食べに来たのはいいが捕獲方法が分からなかった、そこで現れた俺達を匂いを嗅げないほど遠く離れた場所で監視して隙を見て現れたんだろう」
「まるで人間みたいね……」
「ええ、高い知能と身体能力を持った生物なんでしょうね」
人間のような行動を取るあの生物に私達は未知なる恐怖を感じました。まさかそんな生物が存在していたなんて……
「……まあ知性は高いのかもしれないが舌はあんまり良くないみたいだな。何せあんな美味いオゾン草を吐いたんだからな」
「……ふふっ、それもそうですね」
場の雰囲気を変える為にイッセー先輩はそう言いました。確かにあんなに美味しいオゾン草を吐いてしまうなんて考えられません。味の良さまでは分からないのかも知れませんね。
「そんなに美味しかったの?私も早く食べてみたいわ!」
「よし、それじゃあ皆でオゾン草を食べようぜ!」
『おお―――――ッ』
私達はそう言ってオゾン草を堪能しました。
「んーっ!すっごい美味しい!シャキシャキとした触感に瑞々しい果肉が体中に染み渡るみたい!」
「こんな美味しい野菜を食べてしまったら、もう地上の野菜では満足できなくなってしまいますわ?」
リアス部長と朱乃先輩は一番長い付き合いなだけあって一発で食べられるほどの息の良さを見せてくれました。
「ぐわっ!?また腐ってしまったぞ!?」
「ちょっとゼノヴィア!ちゃんと息を合わせてよ!」
「なんだと!イリナ、お前が先走ったせいじゃないか!これで二回目だぞ!」
「さっきのは間違いなくゼノヴィアが焦って先に噛んじゃったせいでしょうが!」
普段は息の合っているゼノヴィアさんとイリナさんですが、食べ物の事になると上手くいかないみたいですね。というか葉を剥がすのは私とイッセー先輩なんですからもっと慎重に食べてくれませんかね……
「凄い美味しいわ!こんな野菜は食べた事がないわ?」
「ティナさんと息がピッタリだったから直ぐに食べられましたね」
「そ、そうね……祐斗君と私って相性がいいのかもしれないわね……」
「え
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