暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第77話 さらばベジタブルスカイ!GODの鍵を握る存在、その名はニトロ!
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、俺達がいるのを見て逃げたのか……?ただの下っ端ならあり得るが……」


 私とイリナさんの言葉にイッセー先輩は敵は逃げたのかと言いました。確かに今更下っ端クラスの奴が出てきても私達の相手ではないですしね。


「……とにかく敵がいないのなら急いでオゾン草を捕獲して帰ろう」
「大丈夫でしょうか?他のオゾン草を奪われたら……」
「俺ぐらいの嗅覚が無ければオゾン草の捕獲は無理だ。美食會は食材を大事にしない奴ばかりだがバカじゃない。細胞を進化させられるかもしれない食材を悪戯に腐らせたりはしないだろう。その間に親父に報告して対処してもらった方が良い」
「確かにそうですね」


 敵の正体が分からないのにこの場に留まるのは危険です。オゾン草を捕獲するには一番強い刺激臭がする葉を同時に二枚剥がさなければなりません。一人なら絶対に無理ですし二人いてもそんなチームワークがあるとは思えません。


(でもトミーロッドやグリンパーチ、それに先輩が言っていたヴァーリという人なら難なく捕獲してしまいそうですが……)


 私はそう思いましたが本当に来ていたら嫌なので頭からその考えを消しました。


「……!?ッこれは……!」


 するとイッセー先輩が何か険しい表情を浮かべていました。


「先輩、どうかして……!?」


 そして私も遅れて気が付きました。私達が捕獲したオゾン草の側に生命体の氣を感じたんです。


「この匂い……誰かがオゾン草の側にいるぞ!」
「ま、まさかGTロボ!?」
「分からない、あの時は何も匂わなかったが……急いで戻るぞ!」
「はい!」


 先輩の言葉にリアス部長がGTロボが現れたのかと聞きました。でもあの時はオゾン草に集中していたとはいえ先輩の嗅覚でも私の仙術にも反応はありませんでした。


(つまり敵は私達の能力が及ばない遠くで私達を観察していて、隙が出来た一瞬でオゾン草に接近したという事ですか!)


 そんなことが出来るのは間違いなく幹部クラスの奴でしょう。私達は緊迫した様子でオゾン草に向かいました。


「あれは……!」


 そしてそこにいたのはGTロボでした。私達に気が付いたGTロボはこちらに振り返り……えっ!?


「氣が流れています……!あれはGTロボじゃない、生き物ですよ……!」
「ええっ!?」


 私の言葉にリアス部長が驚きの声をあげました。


「本当なのかい、小猫ちゃん?」
「はい、間違いありません。GTロボはパイロットの気迫を感じることはできますが氣は流れていないんです。でもあの生物には氣が流れています!」
「イッセー君はどう思いますの?」
「俺もあいつは生物だと思います。GTロボ特有のチタン合金の匂
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