第二章
[8]前話
母猫を探し何とか保護しようとする中で。
あの時と同じ様に冬の寒い雪が降る日にだった。
ナサニエルは家で仕事をしている時にふと窓を見ると。
「来てくれたんだね」
「ニャ〜〜〜」
あの母猫がいた、そして。
ナサニエルは窓を開けた、すると今度は猫も逃げず家の中に入った。ナサニエルはそれを受けてレニーにメールで猫が来たと教えた。
レニーは仕事を終えて家に帰って猫を見て言った。
「間違いないわね」
「母猫だね」
「ただ耳の片方がカットされているから」
「避妊手術は受けたね」
「そうね」
このことは以前と違っていた。
「誰かがしてくれたのね」
「そうだね、それでこの娘も」
「里親を探してあげましょう」
「そうしようね」
二人で話してだった。
そうしてまた里親を探すとだった。
チャンク=チャンクと名付けられた母猫は彼女の子猫達を引き取ったその家族に迎えられることになった。
「ゴールドとシルバーのお話を聞いた時からです」
「その時からですか」
「はい」
一家の主人がレニーに話した。
「母猫が見付かれば」
「一緒にですか」
「家に迎え入れようと思っていました」
「母子だからですね」
「そうです」
理由はまさにそこにあった。
「そう思っていました」
「そうでしたか」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「この娘もです」
「引き取りますか」
「そしてです」
そのうえでというのだ。
「一家仲良くです」
「育ててくれますね」
「そうさせてもらいます」
こう言って母猫も引き取った、その暫く後でレニーとナサニエルがその人の家を行くと玄関でだった。
母猫と子猫達が三匹で遊んでいた。
「ニャア」
「ナア」
「ニャオン」
二人はその三匹を見て笑顔になった、そして家の人達と話した。三匹はその彼等のところに来てじゃれたが二人はそれも見て笑顔になった。
暖かい場所に入って 完
2021・3・26
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