六十七匹目
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の腕にはダイアモンド製のアクセサリ。
「ぬいちゃんは、姫様のため、急いでくれた」
メリーちゃんは自らの白いウールを目立たせるような黒いエンパイアドレス。
髪留めには水晶で花を象ったものを。
「そうだな。狐君はわざわざ迎えに来てくれたのだ」
シャクティは…。
「シャクティ本当にその格好で行くの?」
「うむ。問題あるまい」
シャクティの格好は女性用の士官服をモチーフにした物だ。
しかも腰には金剛刀を下げている。
身長が高いので似合っているがパーティーのマナーガン無視である。
「お父様とお母様も好きにするといいと言ってくれたぞ」
なお当たり前だがお母様は他の家に対して干渉したりはしない。
「シラヌイ、貴方も着替えたら?」
「わかったよ」
「奥の部屋で着替えてらっしゃい」
「不味くない?」
奥の部屋とはクーちゃんの寝室である。
「いいわよ別に」
ありがたく使わせてもらうことにする。
奥の部屋へのドアを開ける。
「に”ゃぁ!?」
何故か開けた先に下着が落ちてた。
振り向くとクーちゃんが肩を震わせていたのでおそらくわざとだろう。
無視してその下着をまたいで少し奥へ行くとさらに二人分。
サイズからしておそらくメリーちゃんとシャクティの。
それも無視してアイテムボックスを開けて礼服を取り出す。
今まで着ていた物をアイテムボックスに放り込み素早く着替える。
「待たせてごめん」
と寝室から出る。
「で、なんであんなところに下着おいてたの?」
場所、あとは下着だけ置いてあったから多分わざとだろう。
「ぬいちゃん、興奮した?」
とメリーちゃんの視線が僕の股間に向く。
「そういう所をみないの。あとはしたないから三人ともこういうことはやめなさい」
総注意するとはーいとから返事が帰ってきた。
この様子だとまた似たような感じでからかわれるのだろうな。
「じゃぁ、行きましょうか」
クーちゃんの号令で僕たちは部屋を後にする。
僕とシャクティが先頭、その後ろにクーちゃん、その後ろにメリーちゃんだ。
クーちゃんを中心にしたトライアングル。
多分一番単純な護衛陣形だ。
こんなのやっても対して意味はないんだけどね。
王城の中だし。
真面目に護衛してます感だけでも出てると嬉しい。
でもまぁ、街では実際に役に立つこともあったから何とも言えない。
その時はクーちゃんを狙う暗殺者が相手で僕が魔法障壁で毒矢を防いだ。
でもそのあとクーちゃんが自分で殴りに行ったから結局意味はないのかもしれない。
あの程度なら魔法使いが無意識に発動して
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ