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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
☆彼女からあたしは、何を貰った?
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ではどうすることもできない。
ただ、これからやって来る想像を絶する快楽を正面から受け続けることしか出来ない。

そして、私が触れようとしたのは、

「やっ、だ、だめ…!そこだけは!いまそこさわられたらボクだめに…」
「では触らせていただきますね、菫様の可愛らしい"陰核"?」

肉刺、観音様、と様々な隠語がありますがそこは当世の言葉で"くりとりす"というもの。
快感を与えられる為だけに存在しているとしか考えられない、今の菫様からすると一番触れられたくない場所。
そこを、きゅう、と優しくつねると

「っっっ!っ!?ーーーーっ????」

声にならない声を上げ、背中を限界まで反らし、更には豪快に潮まで吹く始末。

「ふふ…そこまでよがっていただくと、香子も嬉しい限りです。ではおまけとしてここをこう…。」
「ああっあ、あああっ?だめっ、だめだめだめだめもうやめてっ?もうだめもうたえられないこのままじゃ壊れちゃうからぁ???」

このまま意識を失って逃げるということは許さない。
もう一度、今度は優しく撫で上げ飛びかけた意識を強引に戻す。
殺意に満ちた目はとうに蕩け、殺気を放っていたぴりぴりとした雰囲気は消え失せ、菫様は今では弱々しい小動物と何ら変わりません。
私の指一つで、簡単に屈服してしまう生き物。

「では、作業に戻らせていただきますね。」

いつまでも菫様の相手はしていたいですが、香子には仕事というものがあります。
葵様が目覚めるまでに、今日聞いた取材をまとめておかなければなりません。
ということで、もう充分に理解(わか)らせた菫様をベッドに放置し、そのまま私は机へと戻るのでした。
もう彼女自身には抵抗する気力すら残っていないと思うので、このままで良いでしょう。

そう、
菫様にはもう、抵抗する気力はない。
"菫"様なら、
この時、気付いて後ろを振り向くべきだったのかもしれません。
とうに主導権を交代し、
にんまりと微笑み、こちらに手を伸ばす"葵"様に気付くことができたのですから。

「!?」

むんず、と後ろから伸びた手が乳房を鷲掴む。
一瞬、何が起きたのか分からず、その強引な揉み方は彼女のもの…菫様の手つきでは無いと気付く。

「え、あ、あ…葵、様?」
「見てたよ。随分と楽しいことしてたじゃん、香子。」
「そ、それはその…。」

予知した。もう充分に理解した。
逃げ場はない。この後襲われるのは、私。

「菫がお世話になったね。どう?面白かった?」
「いえ、あれはただおいたが過ぎたのでお仕置きを…。」
「良く言うよ。ものすごく楽しそうだったくせに、ね?」

自由に身体を操れるのは菫様のみ、
隙を見せない葵様には術どころかまじないすらかけられず、動けな
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