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『外伝:紫』崩壊した世界で紫式部が来てくれたけどなにか違う
☆彼女からあたしは、何を貰った?
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ったあと、今日の仕事内容を軽くおさらいし2人は傭兵達に別れを告げた。
未だ菫のままの葵は最後に名残惜しそうにイリヤと美遊にまた会おうねと言っていた。
どうやら一緒に入浴してから仲良くなったらしい。
そして、図書館へと無事帰宅した紫式部と菫だが。

「…。」

図書館の鍵を閉め、紫式部は一休みする。
今日あったことを振り返り、今は葵がああなってしまっているので代わりに傭兵のことをまとめるため書斎にこもっていた時だ。

「ねぇ香子。」
「!!」

耳元で囁かれ、はっとして振り返るとそこには菫の姿が。

「すみれさ…んっ、んうっ!?」

そのまま唇を奪い、菫の腕が後ろから回され紫式部の豊満な胸をがっしりと掴んだ。

「ふ…ぁ、んんっ?」
「…ねぇ香子、えっちしようよ。」

自分を見据える、燃えるように真っ赤な双眸。
それは真っ直ぐに自分の目を見ていて、肉食獣のように見える眼光からは目をそらすことは出来なかった。

「す、菫様!お待ち下さい…!」
「仕事なんていいじゃん。ボクは香子とえっちしたい。ずーっと見てただけなんだよ?もう焦らされ過ぎてボク、身体が火照って仕方がないんだぁ…?」

胸を掴んでいるその手は先程から執拗に乳頭を攻め続けている。
服の上からという直接触れて貰えないもどかしさを与え、そうしたいじらしい攻めがまともな思考を奪い、紫式部をその気にさせていく。

「ほら、乳首じらされてこんなに勃ってる。ねぇシたいでしょ?ボクにいじめられたいって、早くその口から言ってよ。ねぇ、ほら、早くぅ。」
「…。」

しかし、菫は甘かった。

「え…。」

彼女の手が、紫式部の胸から離れる。
力無く床に膝をつく彼女。
まるで訳が分からない、と言いたそうな呆けた顔で菫は紫式部を見上げていた。

「なにこれ…ちから、はいんない…。」
「少々おいたが過ぎましたね。菫様。」

椅子から立ち上がり、紫式部が指で何かを書く。

「なにこれ…。ボク、なんで、」
「念の為、あなたが暴れ出さないようまじないをかけているのをお忘れですか?」
「なにそれ…そんなのきいてなんか…!」

菫は意地になって無理矢理動こうとするが、やはり手足は言うことを聞かずだらりと垂れ下がったままだった。
いやだ、まだここにいたい。
また心の奥底に閉じ込められて見るだけなのは嫌だ。
そう思う菫ではあるが、

「今夜は、そう簡単には帰しません。」

それは杞憂に終わる。
しかし、彼女にとっての地獄というのはここから始まる。

「欲望を満たしたいのならそうしましょう。ただし、あなたは身体の自由を一切奪われた状態で。ですが。」


?

「な、なんだよこれ…!」

裸に剥かれ、そのまま
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