第六幕その十一
[8]前話 [2]次話
「違うね」
「お水も違えば」
「それで全く違うね」
「味も飲み心地も」
「本当に」
「だからだよ」
それでというのです。
「そこをわかってね」
「それでだよね」
「紅茶も飲んでいるし」
「お風呂だってそうで」
「食器洗いもだね」
「そこが違うからね、お水がいいことはね」
このことはというのです。
「それだけで素晴らしいことだよ」
「住むにあたって」
「それで日本にいるとね」
「日本にいると実感するね」
「お水のよさについても」
「そのことについても」
「全くだよ、イギリスでの生活もよかったけれど」
生まれ故郷であるあの国のそれもというのです。
「僕としては日本にいて」
「すっかり馴染んで」
「それでよね」
「お水のこともね」
「よくなったね」
「最高だとね」
ここまでというのです。
「思っているよ」
「もう日本にずっといたい」
「そこまで馴染んだね」
「国籍もこちらになったし」
「日本にね」
「だから余計にだね」
「そうなったよ」
心からの言葉でした。
「僕はね」
「そうだね」
「それでお刺身も大好きになったし」
「日本酒も飲んで」
「そして他の食べものも好きになったね」
「そうなったわね」
「うん、だからお風呂も楽しんで」
そしてというのです。
「その後はね」
「晩ご飯だね」
「晩ご飯楽しもう」
「是非ね」
「そうしよう」
こう言ってでした。
先生達は皆とお風呂を楽しんでそうしてから晩ご飯となりました。今晩は貝柱や鳥貝、赤貝や海胆のお造りで。
お豆腐料理が多かったです、先生は貝類のお刺身とお豆腐を見て笑顔になりました。
「今晩も美味しそうだね」
「そうだね」
「じゃあ今晩も楽しもう」
「このお刺身を」
「そうしようね」
動物の皆も笑顔で先生に応えます、そうして今晩も日本のお料理を楽しむのでした。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ