第二章
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「それでちゃんとね」
「命綱も付けてるわ」
「さもないとね」
「はぐれたり落ちたりしたら大変だから」
「自然は危ないわよ」
二人共アウトドアを楽しんでいるのでこのことはわかっている。
「だからね」
「そのことは注意して」
「そしてね」
「そのうえでね」
「一緒にいましょう」
猫達と、とだ。二人は今は川でカヌーを楽しみながら猫達と共にいた。猫達はずっと二人の服の中で大人しくしていた。
二人はいつも猫達にリードを付けていてだった。
傍にいてキャンプを楽しんだ、それが終わってだった。
家に帰るとダニエルはケイリーンに言った。
「これからもね」
「ええ、キャンプやピクニックの時はね」
「この子達連れて行きましょう」
「そうしましょう」
二人で笑顔で話した、だが。
ケイリーンにだ。ダニエルはこう言った。
「貴女のお家猫は」
「ええ、一日はよかったけれどね」
「弟さんがおられなかったから」
「あの子猫アレルギーだから」
「うちはアレルギーの人いないから」
家族にとだ、ダニエルはケイリーンに話した。
「うちで二匹共ね」
「引き取ってなのね」
「育てるわね」
「そうしてくれるのね」
「それで外に出た時は」
アウトドアスポーツを楽しむ時はというのだ。
「二匹もね」
「一緒になのね」
「行くということでね」
「していくのね」
「貴女も一緒に行ってくれるなら」
それならというのだ。
「宜しくね」
「わかったわ、それじゃあね」
「二匹はうちで育てるわ」
「お願いね」
二人でこう話した、そしてだった。
フォルトもキールもダニエルの家の家族となった、そして。
二人は今度はピクニックに出た、その時にもだった。
「今回も一緒ね」
「ニャア」
「ナア」
ケイリーンはフォルトとキールに声をかけた、二匹はダニエルのリュックから頭を出していた。そのうえでケイリーンに挨拶してきた。
その挨拶を受けてだ、ケイリーンはダニエルに言った。
「じゃあ今回もね」
「ええ、二人と二匹でね」
「楽しみましょう」
「自然の中でのスポーツをね」
二人で話してだった、そうして出発した。二人と二匹のアウトドアスポーツはこの時も最高のものだった。
猫達と一緒の旅行 完
2021・3・23
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