暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-I最終侵攻〜Battle of the 4th Branch office〜
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てのバインドを弾き飛ばした。
「セレス!」
「うんっ!」
「「拘輪環!」」
セレスと同時にデバイスを起動して、即座に古代ベルカ式の通常バインドを神秘を載せた状態で発動。“T.C.”の両足、胴、両腕と計6つのリングバインドで拘束する。そこにルミナが彼女の背後に回り込み、「ごめんね!」と謝りながら両腕でガシッと腰にしがみ付いた。
「どっせい!!」
そしてバックドロップ。ルミナの強烈な投げ技によって“T.C.”は後頭部を強かに打った。コンクリートの床にバックドロップなんてマジかって思ったよ。でも後頭部を打ち付けながらも“T.C.”は「改めてお願いをします」と、わたしとセレスのバインドを弾き飛ばす。体が自由になった“T.C.”はバックドロップを受けた状態からネックスプリングで垂直に飛び上がって、ルミナの腕から逃れた。そして天井を蹴ってわたし達から距離を開けて着地。
「ミディ三佐。結界を展開し、わたし達3人で交戦します。新手が現れたら通信をお願いします」
「了解しました。ご武運を」
「セレス」
「よっし!」
――ゲフェングニス・デア・マギー――
セレスの結界によって警備隊員たちの姿が消える。結界内にはわたしとセレスとルミナと“T.C.”の4人のみ。“キルシュブリューテ”を屋内専用の「クルツシュベーアト・フォルム」に変形させて、「再々度のお願いです」と言う“T.C.”に「却下です」って首を横に振る。
「・・・そうですか。そちらも仕事なので、断られるのは判っていました。では仕方ありませんね。力ずくで頂戴します」
そう宣言した“T.C.”の両手に、フェイトのような金色の雷撃が発生。そして両手の親指の爪のところにビー玉サイズの雷球として圧縮すると「雷閃指弾」と、雷球を親指で弾いて超高速で撃ってきた。わたしとセレスがその一撃を回避したのを合図に「エンゲージ!」だ。
「
氷奏閃
(
イエロ・コラソン
)
・
翔閃
(
アギラス
)
!」
「氷牙飛月刃!」
「「
十字撃ち
(
クロイツ
)
!」」
「冷気の刃・・・ですが温い」
わたしとセレスの放った十字の冷気の刃は、そう言い捨てた“T.C.”が突き出した右手の平で受け止められて、そのまま握り潰された。そんな“T.C.”の背後に回り込んだルミナは、加減なしって言うのが見て判るほどの速度で上段回し蹴りを打ったんだけど・・・。
――疾閃雷翔駆――
「「「!?」」」
ルミナの右脚が“T.C.”の体をすぅっと通過した。そんなのアリ!?なんて思っていたら、“T.C.”だったソレは「残像!?」で、わたしとセレスの背後から「速過ぎましたか?」なんて馬鹿にしたような声が。振り返るより先に“T.C.”はわたしとセレスの間を通り過ぎ、ルミナに肉薄
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