暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga22-I最終侵攻〜Battle of the 4th Branch office〜
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は居ませんから、フライハイト三佐たちがここを離れている間に別のT.C.が現れてはどうしようも出来ません」
「あ、そっか。襲撃予告地に配置されてる武装隊員たち以外には神秘カートリッジは配給されてないんだっけ」
魔力に神秘を乗せられる局員は数が少ないから、どうしても襲撃予告地以外への配給は出来なかった。まぁ敵が魔術師なんてことが起きるのはきっと“T.C.”で最後だろうから、そこまで気にするようなことも無いようなだけど・・・。
「それでなのですが、結界展開をお願い出来ますでしょうか?」
「結界は私に任せてもらうよ、イリス。魔力量で言えば私の方が多いし」
「ん。じゃあ任せるよ、セレス。っと、零課オフィスから通信だ。少し失礼します。・・・ナノ、どうかした?」
『第5支局よりT.C.構成員の画像データが送られてきました』
ミディ三佐に一言断りを入れてから通信を繋げて、ナノがモニターにその画像を表示してもらう。目深に被ったフードで素顔が見えないけど、「うっそ・・・」ってわたしは絶句した。ローブでほぼ全身が覆い隠されてるけど、袖から除く武装で誰か判っちゃった。
「アミタ、キリエ・・・!?」
砕け得ぬ闇事件で知り合って友人になった、アミティエ・フローリアンとキリエ・フローリアンの姉妹が居た。いやまぁディアーチェ達が居るんだから2人も居るんだろうなって思ってはいたけど、ディアーチェ達と違ってガチで局と敵対するなんて思わなかった。
「知り合い?」
「ちょっとね。友達なんだけど、局と敵対するわけないし、何よりT.C.のメンバーだってことに違和感があり過ぎて驚いてる」
それを言ったらディアーチェ達もそうなんだけどね。とにかく、ありえないって状況を生み出してくる“T.C.”には驚きや苛立ちを覚えてばかりだ。そんなアミタとキリエの他にも女の子がひとり居るんだけど、たぶん知らない子だ。というか、他の襲撃予告地点にも初顔見せのメンバーが何人かいた。魔術師っぽいし、ああもう、本当に面倒くさい。
「あ、もしかして私の出迎えですか? ごめんなさい、出来れば誰も居なかった方が助かったのですが。T.C.の一員として、魔力保有物を頂戴しに参上しました」
それはあまりに突然。背後からそんな声がしたから振り向いてみれば、そこにはフード付きローブを身に纏った女性がひとり佇んでいた。廊下にずらっと並んでいた警備隊も、そしてわたし達もその出現にまったく気付かなかった。
「バインド!」
ミディ三佐がそう叫ぶと、警備隊員たちが一斉にバインド魔法を発動。フープやらリングやらチェーンやら、いろんな種類のバインドで“T.C.”メンバーを拘束した。だけど「傷付けたくはないので、お願いします」と言いながら軽く身じろぎするだけで、すべ
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