第二章
[8]前話
夫婦でその栗鼠を家族に迎え入れた、栗鼠は雄でジップと名付けられて赤子の状態から育てられ。
ミルクをあげていき目が開き毛も生えてきた。家も用意して毎日二人で仕事の合間に面倒を見ていたが。
やがて元気に動きだした、そしてだった。
自分の家の中で活発に動き回りご飯もよく食べる様になった、茶色の毛で耳は小さい種類だった。
「キキッ」
「今日もブルーベリーを食べているな」
「ええ、これが一番好きね」
夫婦でブルーベリーを持って齧っている彼を見つつ話した。
「他のご飯もあげてるけれど」
「一番はそうだな」
「そうね、まさか腐葉土の中にいて」
「そうして家族になるなんて思わなかったけれどな」
「家族になってみると」
「凄く可愛いわね」
「これも縁だな」
腐葉土の中にいて袋を開けたらいたこともとだ、夫は言った。
「そうだな」
「そうね、じゃあその縁を大切にして」
「これからもな」
「ジップと一緒にいましょう」
「そうしような」
夫婦で笑顔で話した、そうしてだった。
ジップとの幸せな生活を楽しんでいった、まさかという出会いからはじまった彼等の暮らしはとても幸せなものだった。
腐葉土の中から 完
2021・3・21
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