暁 〜小説投稿サイト〜
魔法絶唱シンフォギア・ウィザード 〜歌と魔法が起こす奇跡〜
G編
第72話:魔法使いの居る潜伏
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れば、彼女の方に護衛を割くのは至極当然の事であった。
「分かりました。予定時刻には帰還します。後はお願いします。行きましょう」
ウェル博士の言葉に納得した姿勢を見せ、ナスターシャ教授は車椅子を操作しマリア達3人と共にその場を立ち去った。
後に残されたのは、ウェル博士とメデューサの2人…………否――――――
「上々かい、ウェル博士?」
一体何処に隠れていたのか、ゆらりと姿を現した緑の魔法使いの青年の3人であった。
メデューサは彼が姿を現すと、露骨に顔を顰めた。
「『グレムリン』……貴様今までどこで何をしていた?」
「嫌だなぁ、僕は僕でちゃんと仕事してたんだから。それより、僕には『ソラ』って名前があるんだから、そっちでちゃんと呼んでよ」
「貴様……ワイズマンに付けていただいた名に文句があるというのか?」
メデューサがグレムリンこと、ソラに対し剣呑な目を向ける。
それを見てか、ウェル博士が2人の間に割って入った。
「まぁまぁまぁ、喧嘩は止しましょう。大事なのはこれからなんですから」
ウェル博士は先程までの人の良さそうな笑みから一転、まるで人を食ったような笑みを浮かべながら2人――と言うかメデューサを制止した。
メデューサはウェル博士からの仲裁に気に入らないとでも鼻を鳴らす。
「フン……。それで? 首尾の方はどうなっている?」
「勿論滞りなく。後は播いたエサに、獲物が掛かってくれるかどうかです」
そう言ってウェル博士は妖しい笑みを浮かべ、ソラもそれに釣られるようにクスクスと笑う。
メデューサはそんな2人に対し、終始冷ややかな目を向けているのだった。
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