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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第76話 オゾン草を捕獲せよ、イッセーと小猫コンビ結成!?
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いる気分です。それと同時に広がるキャベツやレタスのシャキシャキ感、ピーマンの程よい苦み、にんじんのような甘み、レモンの爽快感など様々な旨味が口いっぱいに広がっていきます。
私は名残惜しみながらもオゾン草を飲み込みました。すると私の体内で何かが弾けたような感覚がすると体の奥底から力が湧いてきました。
「これは……!」
この感覚はまさかグルメ細胞の壁を越えたと言う事でしょうか?イッセー先輩の方を見て見ると先輩の上半身の服が破れて筋肉が露出していました。
「間違いない!俺のグルメ細胞のレベルが上がった!オゾン草は俺達の壁を超えるための食材だったんだ!」
「まさか一龍さんはこのことを……」
「ああ、知っていたんだろうな。親父……」
修行の一つにオゾン草を入れたのは環境に適応する術を見に付けさせるためだけでなく、先輩と私のグルメ細胞のレベルを上げるためだったんですね。
「親父……分かったよ。俺、漸く決めれたよ」
イッセー先輩はポツリとそう呟きました。
「……小猫ちゃん、俺、親父と前に別荘で会った時こんな話をしたんだ」
「えっ?」
唐突に話し始めた先輩でしたが、私は先輩の話を黙って聞いていました。
「俺は親父からコンビについて聞いたんだ。親父はコンビがいなくてな、凄い食材を捕獲してもそれを調理してくれる人がいないから宝の持ち腐れだって自虐気味に笑っていたのが印象的だった」
「一龍さんが……」
「親父は言っていたよ、良い料理人を見つけたらすぐにコンビを組めって。だからさ、小猫ちゃん。俺とコンビを組んでくれないか?」
「……えっ?」
私は先輩が何を言っているのか分からずに惚けてしまいました。
「先輩、今なんて言いましたか?」
「俺とコンビを組んでほしいんだ」
「……」
私はやっぱり意味が分からずに自分の頬を引っ張りました。あっ、痛い……
「夢じゃないんですか?」
「ど、どうしたんだ小猫ちゃん?」
「だってあり得ないですもん。先輩が私をコンビに選ぶなんて……」
「えぇ……」
今もなお頬を引っ張る私にイッセー先輩はガビーンというような表情をしました。
「いやいやいや……夢じゃないから。現実だぞ」
「……だっておかしいじゃないですか。私なんて全然ヒヨッコの料理人だし……先輩だったらもっといい人をコンビに選べるじゃないですか。それこそ黒歌姉さまのような……」
「そうだな。だが俺は君と恋人の関係である事を一斉省いてそう思ったんだ」
「えっ……」
先輩は私と恋人である関係すら省いてまで私をコンビに選んだと言いました。
「君には黒歌にもない食材の声を聴く力
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