第四百五十五話 勇者達が手にするものその十五
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「この世界から他の世界に行くのね」
「もうその手は打っている」
「わかったわ、じゃあ次の世界でね」
「また私と戦ってくれるか」
「そうしてやるわ、覚悟しなさい」
「その意気だ、それではまた会おう」
最後にこう言ってだった。
スサノオは大爆発を起こしその中に消えた、これでこの世界での戦いは終わった。その爆発が終わるとだった。
ライダー達は変身を解いた、宝生はダイに元の姿に戻ってから声をかけた。
「これでだよ」
「戦いは終わりましたね」
「僕達の勝利でね」
「そうですね、ただ」
「うん、また別の世界で戦いがあるから」
このこともだ、宝生は話した。
「次はね」
「他の世界の戦いにですね」
「行こう、そして今は」
「戦いは終わったのだ」
慱もダイに言ってきた。
「ならだ」
「それならですか」
「祝おう、既に酒に馳走も用意されている」
「それで飲んで食べてですか」
「楽しもう、私は飲むことも食べることもしないがな」
そうした身体であることも話した。
「それでも楽しもう」
「もう用意は出来ているよ」
宝生は後ろを見た、するともうだった。
実際に仲間達が酒に馳走を用意していた、ダイ達にそれも見て言うのだった。
「行こうね」
「戦いに勝ったからですね」
「今はね」
次の戦いがまたあるがというのだ。
「祝おう」
「はい、皆で」
ダイは確かな声と顔で頷いた、そうしてだった。
神との戦いに勝った戦士達はその勝利を祝った、誰もが心から飲み食べて歌い踊ってこれ以上はないまでの喜びを噛み締めた、次の戦いを見つつ。
第四百五十五話 完
2021・1・8
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