第四百五十五話 勇者達が手にするものその十四
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スサノオも徐々にダメージを受けていっていた、その状況を見てレーサーは仲間達に対して言った。
「このままな」
「攻撃を続ければな」
「それでだな」
「ああ、いける」
ブレイブとスナイプに答えた。
「この戦いもな」
「そうだな、俺は接近戦を続ける」
ブレイブは剣を手に言った。
「だからだ」
「遠距離は任せろ」
ブレイブは実際に撃ちながら応えた。
「そちらはな」
「そして俺もだな」
レーサーも言ってきた。
「機動戦を仕掛け続ける」
「私はこのままやらせてもらう」
ゲンムはエグゼイドと同じく主に攻めていた。
「それでいいな」
「人の話は聞かないだろ」
これがレーサーの返事だった。
「だったらな」
「もう言わないのだな」
「ああ、あんたは勝手にしろ」
「ならそうさせてもらう」
「そしてな」
「はい、僕もこのまま攻めていきます」
エグゼイドも言ってきた。
「そうします」
「それでいくな、ダイ達も頑張っているしな」
見れば彼等も頑張っていた、そうしてだった。
戦士達はスサノオと激しい死闘を続けた、傷は増えていったがそれでもだった。スサノオにもダメージを与えていく。
するとスサノオも次第にダメージを受けていってだった。
身体のあちこちから火を噴いていっていた、エグゼイドはそれを見て言った。
「よし、ここで」
「最後の一撃だな」
「その時が来たな」
ブレイブとスナイプが応えた。
「ならだ」
「やるぞ」
「ダイ、今だ」
ポップもダイに顔を向けて言った。
「アバンストラッシュだ」
「そしてポップもだね」
「ああ、メドローアをな」
「使うんだね」
「そうする」
「ここはイオナズンよ」
レオナも自分の最大の魔法を使う構えに入った。
「やってやるわ」
「私も、もうこれ以上はない一撃を出すわ」
マアムも構えに入った、そしてだった。
攻撃に入った、レーサーもゲンムもそれに入り。
五人のライダー達のキックに勇者達の必殺の一撃が炸裂した、スサノオはそれを全身に受けた。
一瞬動きが止まり膝をつきかけたが。
再び立った、そのうえで言うのだった。
「私の負けだ」
「まだ立ってるのにかよ」
「立ったのは私の最後の意地だ」
ポップに対して答えた。
「だがもうだ」
「戦えないっていうんだな」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「私は敗北を認める」
「そうなんだな」
「君達は勝った」
彼等の勝利も認めた。
「見事だった、勇者に相応しい」
「褒めてるんだよな」
「その通りだ、ではだ」
「これでっていうのね」
今度はマアムが言って来た。
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