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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第七話
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見てたけど!」

「あぁ、この子たちはさっき休憩してる時に出会ってさ・・・」


そうやって話を交え、4人は楽しい時間を過ごしていた。
楽しいと時間が経つのは早いもので、時計の針は12時を指していた。

「あらまもうこんな時間だ・・・みんなお昼予定ある?良かったらうちでご飯食べてったら?」

「マジで!?」

「いいの〜!?」

「確かに決まってなかったけど・・・お邪魔していいのかしら?」

「大丈夫だよ。唯香さんもそう言うだろうし」

「じゃあ、頂こうかしら」

「さて、じゃあ僕は準備に―――」

その直後三度目となる感覚が4人を襲った。蓮がチラリと肩を見ると、先程まで巣作りをしていた白蛇とフクロウが固まっていた。さらに外からは極彩色の光が迫って来る。

「ご飯は・・・お預けみたいだね」

「「・・・おのれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」」

銀と園子の怒りの雄たけびは、無情にも光に飲まれていった。














4人はいつものように、武器を携え、大橋付近へと降り立った。
今回迫りくるバーテックスは・・・何とも異形な形をしていた。
タコやイカのような足が四本、胴体と思わしき部分から垂れ下がっており、その足にはオカリナのような穴が開いていた。

「あぁもうタコにしか見えない」

「お腹減ったね〜」

「今回は早めに終わらせたいわね」

「終わったら美味しいお蕎麦と野菜をごちそうするよ」

四人のお腹が可愛らしい悲鳴を上げる。運動していた蓮もそうだが、ほか3人も朝ごはんすら食べていない。
なので今現在の4人の思考は「早いところ終わらせてゴハン食べよう」である。
先ずはいつも通り蓮と須美がバーテックスに向け、武器を構える。するとバーテックスは急降下し、自身の4本の足を樹海に突き刺した。

「うおっとっと・・・!」

「揺れる揺れる〜!」

「これじゃ狙いが・・・っ!」

「・・・ちっ!」

その瞬間、引き起こされる地震。その揺れは訓練を受けた4人ですらまともに立っていることが出来ず、須美は体制が崩れ射る事は叶わず、蓮が舌打ちとともに放ったボウガンも狙いを大きく外れ、消滅した。

数十秒ほど経っただろうか、ようやく揺れは収まり、体勢を立て直す4人。ふぅ・・・と安堵する銀と園子とは裏腹に須美と蓮は危機感を抱いていた。

「アレはもう使わせたくないな・・・」

「え?何で?ただ揺れるだけだし、問題ないんじゃ・・・」

「確かに僕らにダメージは無いけどさ、あんな僕たちが立てなくなるほどの揺れだよ?大橋がそう何度も耐えれるとは思えない」

「なら動く前に・・・!」

ただ揺らすだけだと思っていた銀は蓮の予想に
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