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少年は勇者達の未来の為に。
鷲尾須美は勇者である 再臨の章
第七話
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室。
あの後唯香に縛り上げられそうになった三人は、何故か肩に蛇とフクロウを乗せた蓮の弁明によって、注意で済まされ、蓮の友人として白鳥家に上がらせ、自室に待たせた後に風呂で汗を流し、そこで私服(農業王Tシャツ)に着替えてから部屋に戻り、3人を軽く叱っていた。

普段あまり・・・というか殆ど怒らない蓮に怒られ、しょげる三人。

因みに白蛇とフクロウはまだ蓮の肩にいる。フクロウに至っては蓮の肩を巣にするつもりなのだろうか、軽く巣作りを始めているように見える。

「・・・ま、反省してるならいいけどさ、何だかんだでせっかく家に来てくれたんだし、何かしようか?と言ってもあんま面白みのない部屋かもだけど」

蓮の言うとおり、3人も部屋を見渡すが蓮の部屋はあまり物がない。あると言えば本棚に大きめのちゃぶ台、押入、薄型テレビ、立てかけられたギター、後は勉強用具くらいのもので、唯一のゲーム機は何世代か前の、据え置き型だった。
弟とやるため、数々のゲーム機が家にある銀、プラモを作る趣味を持つ須美、小説を書いてサイトにアップしたりしている園子からすれば信じられないような環境であった。少なくとも、想像していた同学年の男子の部屋からは程遠い。

というのも、実は蓮は白鳥家に来てから自身に縛りを付けていた。
それは「犬吠埼家に帰るまでは絶対に新しいゲームはやらない」というもの。
どちらかと言うと蓮はゲームが好きな方だ。犬吠埼だった頃は姉や妹と毎日やってたぐらいには。
ただ、白鳥家に来て事情が変わった。唯香は蓮にかなり甘い。唯香に言えば買ってくれるだろう。でもそれはなんだかなぁと蓮は納得できず、白鳥家にあった何世代か前のゲーム機で遊んでいる。


まぁ端的に言えば「どうせ新しいゲームをやるなら家族と一緒が良い」と言う思いだけなのだが


ちなみに今現在、白鳥家には誰もいない。三人を縛り上げようとした唯香は、三人に謝罪し、畑に来たついでに収穫をするのだそう。蓮も手伝おうとしたが拒否られた。「三人をもてなしなサーイ!」だそう。
使用人達も今日は収穫に駆り出されているだとか。

「普段は何をしてるの?その・・・鍛錬と農作以外で」

「そうだなぁ・・・本読んだり、ゲームしたり。後家にあったギターの練習?あぁ、後は時折来る猫にご飯あげたりとかかな?」

「猫?」

「そう、猫。誰かのペットか野生かはわからないけど、前から庭先に現れるようになってさ、真っ白なのと茶色の仲が良い二匹がたまに来るんだ」

「「「へ〜」」」

「結構面白い猫でさ・・・この前は雪目大福モリモリ食べてたっけ」

「雪目大福!?」

「それってアイスじゃ・・?」

「そうだ!猫で思い出した!蓮!その方に乗ってる蛇とフクロウは何なんだ!?さっきから普通に
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