第八話 友情もその五
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「忘れないわよ。何かできればね」
完全に否定する言葉でだ。息子に約束した。しかしだった。
希望はその言葉を忘れなかった。確かに聞いたのだった。
そしてそのうえでだ。千春と会ってプールの帰りにだ。こう彼女に言ったのだった。
「あのさ。またさ」
「またって?」
「また千春ちゃんのところに行っていいかな」
こう千春に尋ねたのである。
「明日にでもね」
「明日になの」
「うん。明日にね」
「千春のお家に」
「行っていいかな」
また問う希望だった。
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