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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
☆いけない少女と夢で再会する話
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のある笑みを浮かべているアビー
「あ…はぁ…っ、はぁ、あぁ!!」
椅子から崩れ落ちる。
手足がうまく動かなくなり、立ち上がることすら難しくなる。
「ふふ…お味はどうかしら?舞さんの為だけに作った薬入りモンブランは。」
「…あびぃ?なん、れ?」
呂律が回らない。
舌が痺れたような感じがして、うまく喋れない。
「舞さん、私、さっき間違えてしまったの。」
「ま、ちがい…?」
「そ。舞さんと遊ぶなんて言ったけど、これでは少し語弊があるの。」
しゃがみこみ、倒れている僕を満面の笑みで見下ろしながらアビーは答えた。
「これから、舞さん"で"たぁっぷり遊ぶの…?」
?
「アビゲイル・ウィリアムズ?ああ、勿論知ってますよ。」
場所は変わり現実。
そしてここは横浜にある葵紫図書館。
そこで今後の挿絵や小説の打ち合わせの合間、北斎は館長の葵と少し昔の話をしていた。
「実はおれとマイが元いた世界であびぃと会った事があってな。そりゃあもう人形みてぇに可愛らしい南蛮娘だったヨ。」
過去、彼女と会っていたこと。
そしてこの世界に来る方法を教えてくれたのがアビゲイルということ。
2人は共通の趣味を持っていて、それでより仲良くなったということ。
「アビゲイルと北斎先生の共通の趣味?」
そして葵は最後の話題に食い付いた。
「そのアビーちゃんも、絵を描くのが好きなんですか?」
「いいや違ぇヨ。あいつもな、いじめるのがだぁい好きなんだ…。」
「い、いじめる?」
一瞬、自分の耳を疑った。
「どうやら遠くから見てたらしい。おれとマイの魔力供給を見ているうちに自然と興味が湧いたのサ。いじめられて、嫌なことをされているはずなのにあんあん喜んで喘いでるマイにだ。」
「え…。」
「でも、あびぃは…あいつは恐ろしい子…まさにいけない子だ。」
机に身を乗り出し、北斎は過去のことを思い出しながら葵に顔を近付け、言う。
「おれが言うのもなんだがあいつは…おれよりえげつないいじめ方をする。なんならマイがぶっ壊れてもおかしくないくらいの鬼畜っぷりだ。あんな小さい子がだぞ?」
「それは…恐ろしいですね…。」
アビゲイルがそんな風になっているということよりも舞がそんな小さい子にいじめられていたことに引いている葵だが
「聞きたいかい?」
と、ニンマリした顔で尋ねる北斎
「その…プレイの参考になれば…」
やはりどういう事をしているのか気になるのだった。
?
「…?」
目が覚めるとそこは、薄暗い部屋。
けだるい身体を動かそうとするも、思うように言うことを聞いてくれない。それに…
「…!」
僕の腕は手枷をはめられ、天井から伸び
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