『魂』
[8]前話
命は無くなっても魂は在ると言った。
此処に在ると。
永遠に無くならないと。
そのうちまた違う命に成ると。
だから寂しく無いよと。
そう信じてた。
信じ込んでたかった。
いつでも此処に一緒にって。
でも其れは違うかった。
永遠に此処になんて不可能だって。
信じ込んでたのは、そうであって欲しかったから。
永遠に此処に一緒にいたかったから。
なんて愚かで勝手な言い訳なんだろう。
永遠なんて有り得ない。
例え昊の果てだとしても、在り得ないんだって、もうそろそろ受け入れよう。
永遠なんてものは、何ひとつ、何処にも、在りはしないんだって。
夢の永遠なんて無いって。
でも其れはきっと悲しい事なんかじゃ無い。
其れが魂の掟なんだろう。
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