暁 〜小説投稿サイト〜
歪んだ世界の中で
第八話 友情もその一
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
。二人でいる時間を。
 希望は千春との時間も楽しんだ。そしてだった。真人との時間も同じ様にしたのだった。
 彼は無事退院できた。見送りに来たのは希望だった。彼だけだった。
 その彼の笑顔を見てだ。真人も笑顔で応えた。
「有り難うございます」
「ええと。今からだね」
「はい、お家に戻ってですね」
 それからだと。希望にだ。真人はその明るい笑顔で述べた。
「賑やかにいきましょう」
「おばさん達はね」
「知ってます。皆忙しくて」
「妹さんもね」
「塾の合宿らしいですね」
「だから今家にいるのはね」
「僕達だけですね」
 真人自身と希望、彼等だけだった。だがそれでもだった。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ