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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
正・義・攻・略
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の反応からして、どうやら俺の推理は間違ってなかったみてーだぜ…!」
動かなくなる正義。
やがて手に持っていた武器を落とし、震える手を見つめる
「どうやったのかは知らないがお前は擬似サーヴァントとしてメアリー・スーを中に入れた。だからだ。お前が周りからやたらと祝福され、神代正義万歳だのと感謝されるのは。違うか?」
「…。」
彼は何も答えない
「戦いに負けないのもお前が物語の主人公だから。主人公が負けて死ぬ物語なんてBADENDじゃない限り有り得ないしな。」
武蔵や大和の刀が簡単に折れたのも、攻撃が効かず、逆にあちらの攻撃が通るのも主人公だったから。
そして主人公に敵対するものは"悪"。必ず滅びる立場の者だ。
"悪"と見なされた俺達は、だからあの時負けた。
「けど1つの教えといてやるよ。てめーみてぇな素人が書いた二次創作の物語程度な、本家には足元にも及ばねーんだよ。」
だから俺達は、その物語を上書きすることにした。
書き換え、今度は俺達が主人公となる。
そして今やここは固有結界の中。
俺達が主人公の物語という固有結界の中だ!
「ここでメアリー・スーは意味を成さない。今じゃ理不尽な程クソ強い能力持ってるテメェこそが…物語の"悪"そのものなんだよ!!」
「く…うぅ…!うぅぅぅ!!!」
歯ぎしりをし、震える両手を握りしめ、全力で悔しさを体現する正義。
「その程度で!!!僕はァ!!」
「魔力、弱まっています!今ならば彼に勝てることも可能です!!」
紫式部はそう分析してくれた。
「推理モノにおいて見抜かれた犯人が辿るのは"滅び"。今主人公であるあなたが彼を犯人と見立て、そして追求したことでその法則に則り弱体化しています!!」
「すごい!!まーちゃんホントに名探偵じゃん!!」
「だろ?もっと褒めていーんだぜ?」
まぁ、主役なんてキャラじゃねーけどな俺。
性格からして小物の悪役程度だろーが今だけは
「さぁやるぞ。俺達四人四騎、全員が主人公だ!!」
主人公としてやらせてもらおう。
そして、
「そこでふんぞり返って見てるだろうからな!!言っておくぜ!!」
正義ではなくその上、本部のビル最上階を指さす。
そう、おそらくあいつが…代表が鎮座しているであろう場所だ。
「てめぇはここで死ぬ!!葛城財団も今日ここで終わる!!待ってろ!!俺達主人公が!必ずテメェをぶっ殺しに行くからな!!せめてきったねぇ身体洗って震えて待ってろ!!」
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