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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
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最終章『ふたりで…』
正・義・攻・略
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。
そして島全体を覆い尽くすほどの強力な固有結界を展開したシェヘラザードさん。
当然、魔力の消費はバカにはならない。
だが2人は顔色ひとつ変えることなく、逆にアンデルセンは奇妙な笑みを浮かべながら物語をを書き続けている。
これは何故か?
「しかし北斎様…何故舞様からあのような魔力が…!」
「なぁに、マイはちょいとワケありでナ。」
襲来するラフムからキャスター達を守りながら北斎は答えた。
「そうだろマイ。」
「うん。ゴッホちゃんに治してもらったからね。今の僕は…だいぶ"あっち寄り"になってる。」
アンデルセンとシェヘラザード。
二騎のサーヴァントは舞と仮契約を結び、何故かそいつから出てくる莫大な魔力を送られ続けている。
さらにどこから出てるのかは知らないが尽きることはなく、そして舞自身もどこか疲れているような素振りも見せず北斎と一緒に戦っている。
「"彼"から魔力を強引にぶんどってそれを2人に送ってる。直接彼の魔力に触れちゃうと気が狂っちゃうだろうから、僕が間に入って無害な魔力に中和してるんだ。」
舞の言う"彼"とはなんなのか分からないがともかくそいつから無限に近い魔力をもらっている…というか吸収している模様。
そして今の彼はろ過器としての役割を担ってるらしいが…なんだよ直接触れると狂う魔力って…。
「悪魔のまやかし程度で…どうにかなると思っているのか!!」
「ああ思ってるよ。二次創作のクソ野郎め。」
「…!」
さて、宝具の解説や舞のトリック解説もここまでにしておこう。
いよいよ探偵名物の推理お披露目タイムだ。
「怪しいとは思ったのさ、強運、強さ、そして世界がお前に賛同する。まるで主人公みてーだってな。」
「当たり前だ!僕はこの世界の…!」
「うるせーよ。せっかく名探偵が喋ってんだぞ。口出しすんな。」
さぁ周りのみんなが守ってくれている間に俺は主人公らしく、犯人の正体を暴いてやるとしよう。
「真名看破ってやつだ。お前の中にいるサーヴァント、言い当ててやるよ!」
ビシっと人差し指を突き付け、探偵モノの主人公らしく俺は犯人を追求する。
偉人でもない、伝説上の人物でもない、ましてや神や悪魔などといった神霊の類でもない!
物語に介入してくる、自分の良い様に都合を曲げる、どこの物語にでも現れてくる二次創作の主人公!
その名も
「主人公気取りもここまでだぜ!!
『メアリー・スー』!!」
「…!!!」
ピシリと、何かヒビの入ったような音が聞こえた。
やがてヒビはどんどん広がり、何かだったものは粉々に砕け散って簡単に崩れ去る。
そう、神代正義を主人公せしめていたモノが、今ここで解明された。
「メアリー・スー…?本当なのか誠!!」
「ああ、あいつ
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