第四百五十五話 勇者達が手にするものその十二
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「それでだ」
「バグスター達との戦いは終わる」
「そうだな」
「ですから頑張っていきましょう」
アバンもいる、やはり戦っている。
「あと少しです」
「その後少しが大変やがな」
新世界大河はここでこう言った。
「アバンさん達もそろそろ限界やろ」
「わかりますか」
「目は死んでへんけどな」
アバンだけでなくヒュンケルとクロコダインも見て言う。
「もう身体の疲れが目に見えるわ」
「まだまだやれると思っていますが」
「そのまだまだがな」
「あと少しですか」
「そやろ、今いる連中倒したら」
バグスター達をというのだ。
「もうそれでな」
「限界ですか」
「そや」
まさにというのだ。
「かく言うわいもな」
「何とか立っているな」
クロコダインはその大河を見て彼に言った。
「そうだな」
「実はな」
「ではお互いあと少しな」
「頑張ってこうな」
「そうするとしよう」
「怪我した時は任せときな」
後ろからマギーが言ってきた。
「あたしが責任持って手当してやるよ」
「それは遠慮したい」
ヒュンケルが答えた。
「あんたはすぐに余計なこともする」
「薬や手術の実験かい?」
「それをするからな」
だからだというのだ。
「遠慮したい」
「じゃあそういうのはなしだったらいいんだね」
「それは守れるのだろうな」
「言われたらしないさ、じゃあね」
「倒れた時は頼む」
「死んでたら黒衣の青年さんかスマートレディさんに任せるからね」
そうした時の話もしてだった。
戦士達はようやく減ってきたバグスター達と戦い続け遂に全て倒した、だがその時に戦場に立っていたのは。
五人のライダー達とダイ、ポップ、マアム、そしてレオナだった。ゲンムはその顔触れを見て言った。
「勝ったな」
「えっ、まだスサノオ出て来てませんよ」
「これだけの面子が残っているのだ」
驚くポップにこう返した。
「それならだ」
「もうですか」
「勝った」
スサノオ、神にというのだ。
「それを今から奴に思い知らせるのだ」
「実際に戦って」
「そのうえでな、ではいいな」
「本当にそんなに上手くいきますかね」
「この人こうした時は嘘は吐かないよ」
エグゼイドもポップに話した。
「だからね」
「それで、ですか」
「まさかと思うことはないよ、そして僕達はね」
「そうなる様にですね」
「戦っていこう」
「それじゃあ」
ポップはエグゼイドの言葉には頷いた、そしてだった。
スサノオが前に出て来た、神は戦士達に悠然として言ってきた。
「さて、これからだ」
「最後の戦いね」
マアムは身構えてスサノオに返した。
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